むき歯
鬱蒼としたジャングルの奥地から・・・、というほどではないが、大自然に身を任せ、自然の猛威の前に全身を侵食されつつあるマツダE2000トラック。

1964年(昭和39年)登場の2tトラックで、後のマツダタイタンへとつながるモデルである。
オート三輪メーカーから本格脱皮しようとしていた時期のマツダの力作で、とにかくよく売れたらしく、昭和40年代の都市部を写した写真、特に西日本での写真には頻繁にこのモデルの姿が確認できる。
1970年代生まれの私にとっては世代が異なり、本来あまり馴染みがないはずのモデルなのであるが、このクルマの顔は比較的はっきりと覚えている。
これは後年まで現役で働いていたクルマが多かったことと、とにかく顔のインパクトが強かったことに原因があると思う。
以前にも書いたことがあるが、とにかくこの顔は怖かった・・。
大きなフロントグリルが剥き出しの歯のように見えたことと、ヘッドライトケースが微妙に奥まった位置に配置され、しかも内側を絞り込んだデザインになっているところが、睨みつけた目の様に見えたことに拒否反応を覚えていたのだと思う。

ずっと後年になってから、「ハイスクール!奇面組」(週刊少年ジャンプ連載、後にアニメ化)というマンガを読んだとき、その中の登場人物の一人が、このマツダトラックの顔そっくりに見えて、面白がっていた。
1980年代を代表するギャグマンガとの評もある「奇面組」であるが、さすがに若い人には馴染みがないと思うので、ここに彼の似顔絵を置いておく。

ハイスクール!奇面組 
出瀬潔
んー、まあ、
似てる似てない以前、どういう頭の構造をしていたら連想がつながるの?という突っ込み。
更にそれ以前に、その絵はどうよという突っ込みがありそうだが、そこらへんはキニシナイ。
当の本人がそう言ってるのだから、ここを読んでる人も、生暖かい目でこれを看過してあげなければイケナイノデス。

以前に紹介した写真を再掲。
こちらは昭和43年(1968年)に登場した後期型で、フロントグリルのデザインが異なる。
今の目で見れば、可愛い・・とまではいかないけど、それなりに愛嬌のある顔をしている。
最近のクルマの方が、よっぽど凶悪な悪人面をしているものが多いからかね。

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