ダイハツコンソルテ
以前にも紹介しているが(こちら)、私が物心ついた頃に父が乗っていた車がダイハツコンソルテ。
トヨタパプリカのOEMバージョンで、スターレットをベースとしたクーペや4ドアセダンなどもあったが、私にとっては父が乗っていた2ドアセダンが最も懐かしい。(というか、子供の当時はクーペがあることを知らなかった。)


(左)トヨタパプリカ
(右)ダイハツコンソルテ

自動車整備工場の庭先に置かれていた車、姉妹車である2車を揃えるようにして展示してあるのが嬉しく、コンソルテという名前に懐かしさを覚える私としては、宝物でも掘り当てたような心持で撮影させてもらった。


グリルデザインが違うのは一目瞭然だが、そのほか細かいところの装飾も異なる箇所が多い。
もっとも分かりやすいのはリアフェンダーのベンチルーバーで、子供の頃の私はここを見分けるポイントとしていた。

父が乗っていたコンソルテはマイナーチェンジうけた直後の、昭和47年式スーパーデラックス。
写真の車も同じスーパーデラックスグレードであるが、年式的には若干新しく、グリルデザインなどが異なる。

こちらは草ヒロコンソルテ、ボロンボロンの状態であるがド派手なボディーカラーが森の中でよく映える。


フェンダーに付くエンブレム。

GSはスポーツグレードでトヨタのK型1200ccエンジンを搭載したモデル。
標準車の1000ccシリーズはダイハツ自社製のFE型エンジンを積んでおり、パプリカとの区別化を図っていた。

後にスターレットをベースとしたクーペ、4ドアセダンの上級シリーズがモデル追加されたこともあり、2ドア系はファミリーグレードのみに一本化。排ガス規制以後はトヨタKシリーズに統一され、ダイハツFEエンジン搭載車は廃止された。
そして新世代の自社開発車、シャレードの登場によってコンソルテはその使命を終えた。
草ヒロ写真に戻って、ひどく荒れたコクピットの様子。
前述のようにスポーツグレードなのでタコメーターをはじめとした色んな計器類が並ぶ。
単眼独立メーターはこの当時の流行であるが、私の感覚では見にくくて運転しずらい感じで今ひとつだった。

人間工学的にどんなものなのか語る知識はないが、その後廃れてしまったことを考えると、理想的とは言えなかったのかもしれない。

麻縄を巻きつけたハンドルがなんともエキサィチィングでドレッシィ!

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