トナラー
駐車場で「ドアパンチ」というのを、するのも、されるのも嫌な私は(誰だって嫌だろうが)、なるべくすいている箇所にクルマを停めることが多い。

そのように停めているクルマの隣に、わざわざ隣接してクルマを寄せてくる人が時々いる。
いわゆる「トナラー」という方々である。

トナラーの考察については人間の心理的なものだとか、いろいろな理由が挙げられているが、
される側の心情として「わざわざ隣にこなくても・・・」という気持ちになることもしばしばである。


写真のケースもまさにそれ。
ある観光地の駐車場で、さして混みもしていない広々とした駐車場。
わざわざ施設の入り口から離れたスペースにクルマを停めて用足しに行き、しばらくして戻ってきて唖然。
冗談抜きで、本当に唖然と言った感じ。

これだけすいている駐車場で、なんでわざわざ隣に停めるの・・・。
ちなみに私のクルマは去年買ったばかりです。


上にも書いた通り、トナラー行動の理由動機については諸説があり、
ネット上で検索してみるだけでも、どれももっともらしいことが書いてあって、ソーユーモノなのかと、なんとなーく納得してしまいそうになる。
でもこの写真のケースはさすがに・・うーん。


あ、書き忘れてましたが、私のクルマは左側の軽四です。
トナラーさんは、新車同様に見えるピカピカのトヨタライズ。
レンタカーでもないキレイなクルマなのに、こんなオンボロの隣によく停める気になるなあと、思わずにいられない僕ちゃんでした。
ちなみに私のクルマは去年買ったばかりです。


トナラー パート2
旅先でたまたま見つけたクルマに、こちらからトナラーしたパターン。
左は1961年登場の三菱360ライトバン。
初代ミニカとは基本設計を同じくしており、先行発売されたライトバンからセダンタイプのミニカが派生した形となっている。(ミニカは1962年登場)
この世代のライトバンモデルは一貫して「三菱360」を名乗っていて、セダンのミニカとは区別されていた。
だから初代ミニカに「ミニカ・バン」は存在していない。

右が2011年まで生産が続いていた、最終型の三菱ミニカ(バンモデル)。
最終型のミニカは1998年登場、当初はセダンモデルもあったものの、モデル末期には廉価版のバンモデルのみの設定となり終焉を迎えている。
つまりミニカ(含三菱360)は商用バンとして生まれ、最後もバンとして消えていったということで、ちょっとおもしろい。


左は相当な痛み具合だが、ライトが健在で「破壊」らしき痕跡が見られないところが嬉しい。
右左見比べると、今のクルマのなんと立派なことよと思う。
まあ最終ミニカと三菱360では世代的に30年以上の差があるわけで、三菱360のさらに30年前というと、A型フォードや初期型のダットサンの世代となってしまうことと思えば、そんなギャップは当然ともいえる。

そこで思い直してみれば、最終ミニカも登場から既に30年近くの時が経っており、同型車・同世代のクルマもちょくちょく現役車を見ることを思えば、最近のクルマの耐久性向上には目を見張るものがある。
とにかく今は30年40年経っているクルマでも現役でバリバリ活躍しているケースも多く、10年10万キロ越えたクルマはもうダメ、廃車という時代を知っている私には、どうも隔世の感がある。
10年以上経ってるクルマが中古車として普通に流通しているというのも、ここ20年くらいの話だよなあ。

んー、アップの顔は少しコワイかな。
私には、マスクが外れたウォーズマンという、幼心に覚えたトラウマのキライがあるんだな。
もうオトナだからマンガを見て腰抜かすようなことはないけどね。
このシンプルなグリルは、モデル中期以降のタイプかな。
ちょっと派手めな色合いのホディカラーは、オリジナルか否か不明。
画像検索で出てくる同型車の色に比べて色味がキツイ気がする。
ボンネットフードは失われたらしく見当たらない、あらわになったエンジンはシュラウド(導風カバー)が目立つ空冷エンジン。
セダンのミニカには、水冷エンジンに積み替えた上級仕様が末期に存在したが、三菱360は最終型まで空冷のみ。

後ろからのショット。
さくさくフレーク状態のルーフパネルがスゴイ。
繰り返しになるが、痛みの状態が自然劣化のみで、イタズラらしき痕跡がないことが非常に好ましい。
全面に痛みの進んだルーフに比べ、サイドパネルは比較的錆が少なく、板の肉もしっかりした感じであることが興味深い。
ガラスも脱落せずにしっかりと付いていて、やけに透明度が高い。
草ヒロ愛好家として評価すると非常に得点が高い個体。(勝手な基準ですが)

最期にちょっとヤラシイことを書く。(私見ですよ)
三菱360は、前席ドア以降のパネルがやけに上下縦長で大きく、そこが鈍長な感じがする。
リアタイヤの上側をパネルで隠すデザイン意図があったのか、ホイルアーチ部分を大きく切り欠いた他社の同系モデルとは違うデザインとなっている。
私的にはちょっと気に入らないところで、どうも間延びして見える気がする。

(2025.8.19)

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