初代ハイエース特集 その3
あしかけ半年をかけてきた(さぼっていただけ)初代ハイエース特集も、今回が最後。
今回は3本立ての最後として、トラックモデルを中心に紹介していきたい。

写真のクルマは、実家の隣村の消防団で活躍していた、初代ハイエーストラックをベースとした消防車。(ポンプ積載車)
かなり以前に退役済みであるが、2000年代初頭まで、だいたい20年強現役だったと思う。
細部の詳細を観察する機会はないままで、写真を撮ったのもこの時の一回コッキリ。

おぼろげな記憶と、写真から読み取れる僅かな情報しかないが、コラムシフトの3人乗りで、キャビンの中は原色の白色だったように思う。
改造によって昇降ステップが取り付けられ、荷台のアオリがない状態だったが、それ以外は装備品の付加だけで、原型はトラック仕様とほぼ変わっていなかったはず。
後ろから撮った写真がないんだよなぁ・・・、残念。

後部に付く手回しのサイレンは、うちの村のファスターにも付いていた装備で、モーターサイレンに加えて、オマケに付けなさいという規則でもあったのか、不思議な装備であった。

私の子供の頃、山火事に出動する消防団がこれを回しながら走っているのを見かけたことがあり、ああやって使うのだと感心した覚えがある。
ただ、その消防車にモーターサイレンが付いていなかったのか、ただ単に景気づけで鳴らしていたのかは不明。
今思えば後者だったような気がする。

これは廃車置場でのショット。
たまたま出先で遠目からも古そうな消防車を見つけて急停車、網越しながら撮った一枚。
初代ハイエースのダブルキャブ車で、いささか貧相なイメージがあった隣村の消防車に比べると、えらく立派に見えた印象。

今写真を見比べて見ると、こちらはデコレーションがデラックスなんやね。
上のシングルキャブ車は、バンパーまで塗りつぶした赤色一色のボディ、ドアに分団名の記名のみ。
こちらは、デボチンに大きな消防の徽章付き、所属記名の周囲に、金銀の縁取り状のモニャモニャ模様入り。(名前はあるのだろうがなんというのか知らない)
更に消防団の団の字が旧字であるところも、なんとなく恐れ多くてありがたい。
ホイールキャップも最終型のものかなあ。

で、数日後もう一回通ったときに確認してビックリ。
差しさわりがあったのか、所属の記名が黒ペンキで消されてしまっていた。

この類のクルマの常で、サビもなく非常にキレイな状態のクルマであったが、ポンプを含む消防装備品はほぼ外されていたので、おそらくスクラップになってしまったのだろう。

私の手持ちの写真で、トラックモデルを写した数少ない一枚。
ご覧の通りイベント会場(2013年東京NYM)での一枚で、それ以外には、廃車体も含めて殆ど手持ちの写真がなく、近年では見かけた記憶がない。

元々トラックモデルは絶対的な販売台数が少なく、物置として使えるワンボックスボディに比べ、廃車体としての価値が低かったことが生き残りが少ない理由だと思う。
昔の街を映した映画などでは、トラックも比較的よく見かけるようにも思うのだが、後期になるとライトエース・タウンエースクラスとの食い合いが生じていたのではなかろうか。

1977年に登場した2代目ハイエースでもトラックモデルが設定されていたが、ワイドバリェーションを展開したバン・ワゴンに対して影が薄い印象は否めず、 3代目のモデルチェンジでは系統を分離して、トラックはトヨエース系の姉妹車に移行してしまった。

1984年、実家の新築時に出入りしていた、地元建築会社のダブルキャブトラック。
なんで写真を撮ったのか、撮った本人(私だ)も忘れてしまっているのだが、36年の時を経て鮮烈デビュウ。
リアドアの窓ガラスは上下昇降タイプではなく、横にスライドするタイプ。(上の消防車も同様)

親父がこの家を建てたのは、丁度不惑となる40歳の時。
私は既にこの歳を(大幅に)オーバーしてしまっているのであるが、家を建てる予定はなく、「自分が死ぬまでこの家もつかなあ」みたいなことしか考えていない。
なんとかなるかなあ、なんとかなるでしょう。

さて、3回に分けて紹介してきた初代ハイエース特集であるが、ここからはオマケ。
というのも、前回までの編集が終わり、ラストとなる今回を編集していたところ、新たに何枚か初代ハイエースの写真が出てきたので、ついでに出しちゃうことにした。

長年写真を撮り続けていると、忘れていた写真や、気づかなかった写真が後から出てくることも度々あり、今回もそのパターン。
クダラナイことをやっているようであっても、なかなか万全を期すのはムズカシイのでありますよ。

これはフィルムカメラで撮った写真で、廃車置場を遠目で撮ったもの。
ちょこーっとブレてるけどご勘弁。
下敷きとなっているのは、側面後部の窓が一枚物のライトバンですな。
スライドドアが行方不明で戸締りがなっていないが、そこから見えるボディカラーは白であった模様、ということは一面茶色になっているボディは全てサビ。
後ろに見える朱色のシビックは浮遊しているように見える・・・。

少しアングルを変えた一枚があったので追加。

シビックは、浮いてるなぁ・・、どうなってんだコレ?
こちらの写真ではハイエースのサビぐわいがよく分かる、まことに見事なさびぐわい。

上の写真は冬で、こちらは初夏に撮った写真の模様。
なんでおなじような写真があるのかというと、撮ったことを忘れてもう1回撮っているのでしょう、多分。
マヌケな人ですね、おほほ。

もう1台収録漏れ。
これで全て出し尽くしたと思うのだが、あまり自信はナイ。
とにかく、とりあえず今回はこの1台でオシマイ。

後部側面ガラスが小割りになったワゴン仕様の模様。

正面から。
片目が落ちて少々グロテスクなご面相。

初代ハイエースの顔はキライじゃなかったのだけど、なんとなく無表情なような気がして、時々不気味に思ったりすることがあったなあ。

2020.04.28
戻る