ぢーっ
つぶらなお目目を愛らしいと見るか、不気味と見るか、貴方の草ヒロ愛が試される・・・。

・・のかどうかはともかくとして、ここにお集まりの皆様方なら瞬殺で車種もお分かりでしょうが、アメリカーンなフロントマスクの3代目マークIIが今回のお題。
サンテレビなどでよく放送していた、'70年代のアメリカドラマでは、似たデザインのアメ車(丸2灯に独立グリル)がよく見られたものである。

リアビュー、全体にサビが酷くて、廃車になってからかなりの時間が経っているように見える。
垂れ下がっていて分かりにくくなっているが、リアワイパーが付いている。

リアワイパーといえば、ホンダのシビックは割りと早くから装備しているものが多かったように思うが、本格的に普及したのは2ボックス乗用車が大量に出回り始めたくらいからで、この年代のライトバンでリアワイパーというのは、結構珍しいと思うのだがどうだろ。

いずれにしても昔のリアワイパーは、フロントワイパーをそのまま取ってつけたような大柄なものが多く、最近の小型化されたリアワイパーと見比べるといかにも無骨に見える。
クラウンライトバンの2本出しリアワイパーについては、すげえと子供ながらに思ったものだが、ワンランク下のマークIIは一本出し。
クラウンの2本ワイパーは、実用的な意味よりも、本数が多いことに意味があったんじゃなかろうか。

上の写真から7年後の姿。
ヒャッハーな金属狩りが猛威を振るっていた頃で、当然このクルマも姿を消しているだろうと思っていたのだが、偶々通りかかったところ健在であり、ビックリして再撮影。

リアガラスが抜けていたので、イタズラで破壊されたのかと思いきや、無傷で車内に抜け落ちていた。
どうやらハッチドア側の取り付け部分がサビ落ちてしまったため、ガラスが抜けてしまったらしい。

ここまで上手にサビ落ちている個体は、そうそうなかなか見られるものではないと思う。
テールレンズや、「TOYOPET」の文字が浮かぶ飾り板はなんとかボディに食いついている。

左後部座席ドアが脱落、屋根が凹んで全体に歪んでいるが、イタズラによるものと見られる損傷が見当たらないのが驚き。
サビで朽ちる前にボディがベコベコになっていたり、ガラスが割られていたり、あるいは倉庫として用を為さなくなって撤去されてしまったりというパターンが多いなか、自然劣化でここまで熟成される個体はなかなかに貴重。

もしかしたら、手を出すと何かがあるなんて噂がある、曰くつきの物件か・・・?

時計の針を戻して最初の写真へと逆戻り。
よくよく見ると、この時点でサビが相当に出ている事が分かるが、全体の形はまだ崩れていない。

再び針を戻して2回目の撮影時の姿。
ご覧のように鉄道の敷地のすぐそばにあり、偶々通りかかったディーゼルカーを入れての一枚。

枯れ草色に変色した路盤の斜面は、JRが草刈した所だろうか。
マークIIの場所は自治体か、土地所有者の所掌か、誰が世話をしているのやら。

さて今も残っているのかどうか、気になるところであるが、その後の状態は未確認。
ペシャンコになってでも残っていれば、写真のネタとしては面白いところであるが、この時以来確認する機会がない。

リアフェンダーに貼られたエンブレム。
この時代の正式名称はコロナマークIIで、このモデルの途中までは「トヨペット」ブランドで販売されていた。

マークIIのブランドネームが消えてから早10年以上、後継のマークXブランドも消滅が決定的で、風前の灯火。
時代ですな。

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(20180505)