あーファミリアだー
今回の主役は、これまでにも何度か紹介している、2代目マツダファミリア。
1967年(昭和42年)登場ということで、1966年登場の初代サニー、初代カローラとほぼ同期の桜となる。
そして、この中で最も長く生き残った・・、というか、お家事情で生き残らざるを得なかったモデルがマツダファミリア。
セダンは大きな変更を受けながら、1977年(昭和52年)まで生産が続いており、バンとトラックに至っては1978年(昭和53年)まで生産されていた。(メーカー公式では、1973年のビックマイナーをフルモデルチェンジとしているけど、姿格好が変わっていないので、お父さんは認めませんのココロ)
当時のマツダは、販売台数・開発車種が一気に増加し、ロータリー、排ガス規制、輸出拡大だと色々と忙しかったんで、手をかける暇がなかったんでしょうな。
ただ、カローラとサニーはこの間に2回のモデルェンジを果たしていたので、販売面での影響は大きかっただろうと思う。

私が子供の頃、初代カローラ、サニーの記憶はほぼ無いのに対し、この2代目ファミリアはよく記憶に残っている。
前述のとおり、最も遅くまで生産されていて、見かける機会が多かったこともあるのだろうが、子供心にも、このデザインの特徴がよく分かっていたから、印象に強かったのだと思う。
但し、良い印象ではなかったですな。
いかにも古臭い感じがして、変なクルマと思っていたのは確か。

写真のクルマは、フロントマスクを夏草で覆われたファミリアバン。
我ながら変なアングルから撮っていると思うが、草に覆われたマスクを少しでも画面に入れようとした結果らしい。

ちょっと下がって全体を一枚。
前席の三角窓の廃止はライバルに先駆けていたものの、グリップ+プッシュボタン式のドアハンドルは時代がかっていて、登場当時としても古臭い印象。
大きな窓ガラスと細いピラーで、明るい車内を演出したのはサニーと同様。
しかし1970年代に入ると、ガラス面積を小さくして車体を大きく見せたり、個室のように包みこむようなデザイン手法が流行したため、これも時代遅れを感じさせる一因となった。

くさしてばかりでは申し訳ないのでフォローもしておくと、オーソドックスにまとめた印象があるカローラ、サニーに比べて、ファミリアは少々斜め方向を突いた、特徴あるデザインだと思う。
まあカッコ悪い、古臭いと思っていたのはモデル末期の姿しか知らない、ガキの頃のお話なので、あまり真に受けないでください。

後ろからも一枚。
肥料などの農作業小屋として使われているらしき様子。
フロントとリアの様子が見えないのは少々寂しいが、一目で「ファミリアバン」と分かる特徴的な姿をしている。
「象印クイズヒントでピント」の、モザイククイズに出てきたら、早い段階で分かっちゃうね、私なら。
カローラバンならそうはいくまい。

車内の様子も一枚。
後部には肥料や農材が満載されていたが、前席はキレイなまま残されていた。
ドアトリムに保護ビニールが残っているところが微笑ましいが、足元は自然の侵食が進んでいる。
コラムポストの左隣に、オレンジ色のノブが写っているが、これは懐かしいチョークノブ。
我が家でかつて使っていたポーターキャブ550に同じタイプのノブがついており、引っ張って始動した後、エンジンが温もってくると、オレンジ色の箇所が、ボンヤリ、ボーっと光ってくるというハイテクノロジーなシステムであった。
ステッキ型のサイドブレーキレバーもまた同じで懐かしい。

最後は別の一台。
こちらは後席ドアーの無い2ドア(3ドア)仕様。
いつものことで、昔に撮った写真で記憶もあやふやなのだが、川の対岸だったかなにかで、望遠レンズでパシャッと撮っただけでヨシとして、1枚コッキリしか記録が残っていない。
窓ガラスが割れたのかブリキで窓が目張りされているが、形はよく残っており、もう少し深入りして撮影しておけばと悔やまれる一台。

(2015.11.15)

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