イッタリアーノ
先年マツダ車のオーナーになったことは既に何度か書いたが、その購入時に定期点検とオイル交換がセットになったプランを契約したこともあり、マツダディーラーに行く機会が増えた。
その整備時間の間、ショールームのクルマなどを見てまわったりするのだが、そうそう時間がつぶれるわけもなく、仕方なくモニターで流れているデモムービーなどを見て過ごすことが多い。
メーカーが作ったビデオで有るから、マツダ車のデザインとかメカニズムといった魅力を熱っぽく語ってくれるだが、特にデザインについてはなかなかの力の入れようで、粘土で作ったデザインモデルを「ダメだ、ダメだ」といわんばかりに、陶芸家よろしく叩き潰す姿が印象に残る。
マツダ車の歴史を振り返ってみれば、デザインに先進的な要素を取り入れたり、独特なセンスを用いたりする例は多々有り、デザインに力を入れるというのは、マツダの伝統なのかも知れない。
ま、私の評価基準は、好きか嫌いか、自分がカックイイと思うか、否かだけなんで、おしゃれなヒゲをたてた、デザイナーの親玉が画面で解説してくれても、正に馬の耳に念仏、言ってることが少しも理解できない有様ですが。

またまた長々とつまらないことを書いてようやく本文。
写真のクルマは、初代マツダルーチェのライトバン、セダンも含め、私基準では、カックイイデザインです。
イタリア仕込みのカロッツエリアデザインで、当時から評価は高かったものの、販売的には今ひとつだった模様。

毎度の事ながら、今回紹介する写真も10年以上前に撮影した古い写真。
広島県の東部あたりをドライブしていた時に見つけたものだが、例によって詳細な撮影場所の記憶が無い。
当時でもそうそう見かけるモデルではなかったので、非常に嬉しく興奮しながらシャッターを押したことを覚えている。
やたらと嬉しがって有り難がった割に、写真は白とびしたお粗末千万な出来で、お恥ずかしい限りであるが、私の仕事はこんなもんだ。

田舎道とはいえ、道路脇の目立つ場所にあるにもかかわらず、イタズラによる損傷が無いのが珍しく、マニアとしても非常に嬉しい。
フロントグリルが欠品なのと、ミラーが非オリジナルらしきくらいで、ノーマルの姿をよく残している。
個人オーナーが長年日用していたクルマではないかと思う。
痛みの進み具合から見て、比較的近年まで稼動していたのかも。

窓ガラスが苔むしていて、写真では車内の様子がうかがえない。
撮影当時には車内の様子もすかし見ていると思うのだが、倉庫として使っていたのか、オリジナルのままとして残っていたのか、全く記憶が無い。
写真を撮るだけで満足して、後はどうでもよくなったらしい。
マヌケな私は、目的に手が届いた時点で安心してしまい、後からヌケに気づいたり、失敗に気づき悔やむパターンが多い。
わかっちゃいるけどやめられない、と。

戻る
(2015.11.3)