![]() いまなお現役・130クラウン |
| 自家用車を保有していることもあるが、ケチな私はタクシーというものを利用する機会がまったく無い。 但し、自費以外、つまり会社の経費で利用する機会は年に何回かあるのだが、小心者の私は後から上司に叱られるようような気がして、メーターが上がるたぴに身がすくむような思いをしながら乗っている。 今回はそんなタクシーの中で、ちょっと古めの懐かしいタクシー、130系クラウンを中心とした写真を紹介しようと思う。 トップの写真は、昨年(2014年)田舎の小駅で見かけた130系クラウンのタクシー。 このタイプのクラウンは、1995年(平成7年)12月登場のクラウンコンフォート&無印コンフォート(クラウン・セダンも含め、以下ここではクラコンと呼称)と入れ替わりで廃止されたため、最終モデルでも20年近くが経っている古いモデル。 このモデルのタクシーは絶滅していたと思っていただけに、結構驚いた。 ネットで検索してみると、全国各地にはまだ現役のモデルがポツポツと残っているようで、なかなかタフなことだと思う。 |
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| クラコンとのツーショット。 クラコンをはじめて見た時の印象は、なんともチンチクリンで寸詰まりのデザインだなと覚えている。 その後あっという間に数を増やし、タクシーはもちろん教習車としても一気に勢力を拡大したのは皆さんご存知のとおり。 最近はどこへ行ってもクラコン3兄弟がハバをきかせており、それ以外のライバルの姿は数的に少数派となってしまった感がある。 私の母校(最終学歴は自動車学校デース)も、2000年頃だったろうか、80系チェイサーからコンフォートに代替されたが、随分と味気なくなったような気がした。 クラコンが嫌いなわけではないのだが・・・。 |
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| 今年の正月早々、出張で訪れた広島県内で撮影した一枚。 何気にデラックスなホイールカバーを付けていて、なかなか風格のあるスタイル。 前に停まっている日産クルーも、最近見かける機会が減ってきた。 クルーも、クラウンも、二桁の分類番号をつけており、当地での生え抜きのモデルではないかと思う。 ここでは、やはり見かけることが少なくなったマークII(80系セダン)のタクシーも見かけたが、物持ちのよい土地柄なのかもしれない。 この出張時にもタクシーを利用はしたのだが、これらのクルマに乗車する機会はなし。 宿で予約して迎えに来たクルマは、やはりクラコン。 10000円以上を払ったので上客ぶって大きな顔をしておいたが、最後に「そうそう、領収書くださる?」とかいうので、お里が知れている。 帰りは公共交通機関を利用しました、行きは便がなかったから言い訳が出来たのだが、帰りも使ったらエライ人に怒られてしまう。 クラコンもかつてはコラムマニュアルシフト車をよく見かけたものだが、最近はフロアAT車がほとんどで、フロアマニュアル車がくることすら稀有となった。 時代だねぇ。 クラコンも代替モデルの噂が聞こえてきているようで、遠からず生産終了の時期を迎えることになりそう。 これも時代だねぇ。 |
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| 数年前の年末、九州某所で見かけたモデル。 この時も、このタイプのタクシーが生き残っているとは思いもしなかったので、結構驚いたような記憶がある。 ただ、その後何回か現役モデルに遭遇する機会があり・・・、つまり上で紹介した二者と遭遇したこともあり、各地でしぶとく頑張っているモデルがあるんだなと改めて感心した。 いかにも田舎のタクシーといった風情で、屋根上のアンドンが載っておらず、社名表記はドアに小さく入っているのみ、ステッカーの類も殆ど貼られていないシンプルなスタイル。 流しをするわけでもないので、走行距離も少なく長持ちしているのかもしれない。 |
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| ここまでの写真はここ数年の写真だが、これはちょっと古めの写真。 田舎の小駅の前に営業所を構える、小さなタクシー会社の営業車。 壁にかかるホイールキャップが、なかなかに興味深い。 やはりアンドンは付いておらず、駅舎の前で待機するわけでもなく車庫の中で客待ちをしていた。 私の実家近くのローカル線では、無人駅にもかかわらず、各駅毎にこういった小さなタクシー会社があったもので、どのように商売が成り立っているのか不思議に思っていた。 おそらく固定客があったのだろうが、さすがに採算に載らなくなったらしく、今ではかなりの会社が廃業してしまっている。 |
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| こちらは廉価機種の丸目モデル。 上の異型ヘッドランプモデル(角目といって良い?)と、差別化するために作られたマスクで、古より連綿と受け継がれてきた由緒正しき手法。 今回紹介している130系クラウンタクシーは、「後期型」と呼ばれる1991年(平成3年)10月に登場したモデルで、その前進である「前期型」は1987年(昭和62年)9月に登場した8代目クラウンにあたる。 この「後期型」発表の際、ハードトップモデルは9代目(140系)へと進化しており、セダン・ワゴン・ライトバンモデルは、マイナーチェンジで旧モデルの生産を続けたこととなる。 私の文章能力なさでややこしくなってしまったが、つまりタクシーモデルはハードトップよりも一世代古いモデルが使われ続けていたということ。 |
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| 写真は1992年秋(平成4年)の姫路駅駅前、上の写真とほぼ同じ場所からのスナップ。 手前に130系前期型が停まっており、後方にはすでに後期モデルの姿も見える。 私が130後期型・タクシーを見た第一印象は、「また丸いクルマだ」というものであった。 この当時、直線基調のデザインから、曲線を用いたデザインへと流行が変わってきたときであり、旧モデルの「カドをとりました!」的なデザインだと思ったのである。 ただクラコンのときのように、不恰好だなとまでは思わなかったように思う。 私が子供のころから、姫路のタクシーといえばクラウンとセドリック・グロリアが多く、コロナ、ブルーバードといった小型はあまりいなかったような気がする。 高校生になってから、九州に旅行で行ったときなど、ブルーバードとコロナばっかりで、ちょっとしたカルチャーショックだったような覚えがある。(ブルーバードが特に多かったような) |
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| 私が子供の頃、うすみどり色の、タクシーと同じ色をしたクルマを自家用車として使っている人を見かけたことがある。 元タクシー車、いわゆるタク上がりというクルマだったのだろうが、グリコ森永事件で犯行グループが「タク上がり」を使用したという報道があり、初めてその言葉と、その様なクルマがあるのだと知ったように思う。 写真のクルマは、いかにもタクシーグレードいった感じの簡素な佇まい。 ただタク上がりかどうかは不明。 この当時、こういったグレードの購入者は法人が殆どであったが、個人ユーザーが購入するケースも結構あったようで(昔ながらのコラムシフトを希望する年配者?)、あるいはそういった人の持ち物だったのかもしれない。 |
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| ちょっと方向を変えてライトバンモデル。 某病院の敷地内で見かけた救急車、もしくはそれに類するモデル。 救急車なのか、患者搬送車なのか、はたまた血液輸送車なのか、その実態はよく分からんが、クラウン、セドリックといった大型のライトバンを用いた、こういったモデルはかつて良く見かけたもので、ちょっと懐かしい。 |
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| クラウンをベースにした霊柩車。 この手の改造車の種車としても、クラウンはよく使われていたものである。 最近の霊柩車はこういった目立たないタイプ(洋型というらしい)が主流で、旧来の宮型と呼ばれるモデルは数を減らしつつあるとか。 |
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| ここまで紹介した、130系セダン後期と同時期に生産されていた、140系ハードトップモデル。 140クラウンは登場当初の丸みを帯びた簡素なデザインが不評で、後期になってから装飾を変えるなど、大幅にイメージを変更している。 写真のクルマはその後期にあたるモデル。 | |
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| 最後にオマケを一枚。 130系より一世代前、120系クラウンのタクシー。 クルマといい、建物の佇まいといい、昭和の香り漂うこんな風景が、21世紀まで残っていたのである。 さすがにもう廃業されましたけどね。
(2015.6.21)
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