何系?
前回に続いて、再びニッサンホーマーの登場。
1964年(昭和39年)登場という大変古いモデルながら、1976年(昭和51年)まで製造されていたこともあり、私の世代にも馴染みのある懐かしいモデル。
インパクトのあるマスクを、あまりカッコイイとは思っていなかったように覚えているが、同じプリンス勢のクリッパーと共に、記憶には鮮明に残っている。
フロントパネルに穴を開けて、フロントグリルとしたデザインが簡素で時代を感じる。
狙ったわけではなかろうが、この部分が人間のヒゲだか、クチビルに見えて、なんとも愛嬌のある顔をしている。
子供の頃の私は、なんとなーく、初代新幹線0系のマスクを連想することがあったのだが、なんとなーく分かるような、分からないような。
子供の頃から頭の線が混線気味だったのかもしれない。

写真のクルマは、山奥の寂しい峠道で発見したもので、初めて見つけたはかれこれ20年近くまえになると思う。
その当時は懐かしいトラックが居るな程度の認識だったのだが、その後草ヒロ趣味がエスカレートした頃に再訪して、何度か撮影を行っている。
その時の作品はまだフィルムを使っていた時代で、最後に一度だけデジカメで撮ってからはすっかりとご無沙汰している。
まず残っては居ないと思うが、できれば彼の地を再訪してみたいものである。

どのようなお役目を担っていたのかは知らないが、最初の遭遇から動いたような形跡は見当たらず、荷台にトタン板の屋根をかけられて、資材置き場のような状態で静かに苔むしていた。

後輪のアップ写真。
最近見かける機会も少ない、金属製のタイヤチェーンをつけている。
雪道というよりも、悪路(泥濘地)を走るためではないかと思うが、聞き込みで確認したわけではないので正解かどうかは分からない。

何かの本で読んだエピソードで、サファリラリーのニッサンチームだったと思うが、訝しがって嫌がる外国人ドライバーにチェーンを装着して走らせたところ、走破性に驚いてご機嫌になったという話があった。
このクルマも、往時は林道でブイブイ言っていたのかもしれない。
(2015.6.6)

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