四輪駆動車
ジープタイプとは違う、乗用車ベースの4WD車のパイオニア、スバルレオーネ4WD。
今では珍しくもなんともない4WD車であるが、平成に入るくらいまでは、レオーネといえば4WD、4WDといえばスバル&レオーネ、みたいなイメージを私は持っていた。
今回紹介するのは、そんなスバル4WDの初期モデル、初代レオーネの4WDエステートバン(後期型ライトバン)。
積雪の多い地方で見つけた一台で、現役当時は大いに活躍したクルマなのだろう。
現役引退後も、倉庫としてのご奉公が続く。

リアのガラスでも割れているのか、カバーがされているが、その手法が何とも用心頑丈極まりない、念入りな仕様で、持ち主の情熱が伝わってくるようである。
ここまで念入りだと、リアのドアは開かないな、まるで鉄格子だ。

隣に仲良く寄り添う耕運機は、佐藤造機なる会社が作った「サトー」ブランドの耕運機。一つ目の唐傘オバケみたいな顔がいかにもレトロチック、そしてちょっとコワイ。
強面のレオーネとのあわせ技で、私のハートはストップモーション。

佐藤造機は老舗の農機メーカーであったが、昭和40年代に経営に行き詰まり、「三菱農機」ブランドへと製品を引き継いで消滅している。

左後輪はタイヤが取り外されていて、ご自由にと言わんばかりに、中身が丸見え。
しっかりとドライブシャフトが見えていて、4WDモデルであることが分かる。

このクルマに初めて逢ったのは、10年以上前のこと。
極稀にしか通らない場所なのだが、通りかかるたびに思い出してはその姿を確認している。
4年ほど前に通りかかった際は、まだなんとか残っていた。

そのとき以来ご無沙汰しているのだが、金属狩りにも遭わず、今もご健在であらせられるであろうか・・・。

同じく4年前に撮影した直近の写真。
サトーくんは先に旅立たれたらしく、姿が見えない。

上の写真ではキレイに草刈されていて、サッパリとした風景が広がっているが、その後耕作をやめてしまったのか、草ムラの侵食がヒドイ。
近づくのも面倒なので、望遠レンズでパシャリと撮ってオシマイ。
私の愛情はこの程度か。

続いて、たまたま出先で見かけた現役同型車。
恐ろしくキレイで、しかもオリジナルの雰囲気をバッチリ残した素晴らしい個体。

このクルマもやはり4WD車。
しかしまあウネウネと複雑なラインをした、つくづく変わったデザインのクルマだと思う。
子供の頃の私にはちょっと理解できないというか、正直カッコイイと思ったことがないデザインであったが、今は鼻息を荒くしながらシャッターを切りまくる、羨望の対象となってしまった。

先入観のない若い人なら、かえって新鮮で垢抜けたデザインととってくれるんじゃないだろうか。

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