ボンゴ ボンゴ ボンディ
長年マツダの商用車ブランド、1BOXワゴンとして活躍してきたマツダボンゴ。
近々生産を終了し、自社開発についても打ち切りというアナウンスがされたようだが、続報が伝えられないのが気になる所。
おそらくどこか他社のクルマをOEM調達して、ボンゴとして売り出すのだろう。
時流だから仕方がないかとも思うが、マニアとしては何とも味気ない気がして残念無念、

今回紹介するのは、ボンゴの長い歴史の中で、私が最も好きな2代目マツダボンゴ。
身内が乗っていたとか、近所の人が使っていたとか、あまり密なつながりはなかったものの、見かける機会が多かったことからか、いつも身近な存在として親しみを感じていた。


ボンゴ

ボンゴボンディ
1977年(昭和52年)登場の2代目初期型。
非常にシンプルなフロントマスクで、550ポーターキャブとも印象が重なる。
1979年(昭和54年)には、マツダオート店向けの姉妹車ボンゴボンディが登場。ライトとライトの間、眉間の位置に化粧板が貼られて少々クドイ顔つきとなった。
子供の頃の私は、角目となった後期型の方が好みだったが、今の目で見ると丸目のシンプルなデザインも中々にカッコイイと思う。


ボンゴ

ボンゴボンディ
1981年(昭和56年)マイナーチェンジでフロントマスクのデザインが変わる。
インパネデザインなども変わっているらしいが、わしゃ知らん。
丸目前期型では、フロントの化粧板の有無で、ボンゴとボンディを簡単に見分けることができたのだが、角目後期型では、デザイン上の区別がはっきりとしておらず、判別するのが割りと難しい。
グリルデザインが違うんだが、はっきり言ってあまり変わらない。
唐突に出題されて、どっちがどっちと聞かれたならば、絶対に間違う自信があるよ。


ボンゴ

ボンゴボンディ
見分けらない自信があるという、変な自慢をしてもしょうがないので、私の備忘の意味も込めて、グリルのアップ写真を出しておく。

グリルの桟が、高さ方向へ長く、十字型に桟が組まれているのが「ボンゴ」。
少し小型で、横桟が目立つデザインが「ボンゴボンディ」。
グリルに付くマツダマークも、それぞれが比例した大きさになっている。

親切にここまでしてあげたんだから、よく覚えておいてください。
覚えておいても、何の得にもなりませんけど。

しかしまあなんとも微妙なデザイン・・。
どうせ部品を使い分けるなら、もっと明確に区別化した方が良かったんじゃないの、とか思うんだけど、どうでしょか?

ちなみにバンパーの違いは考慮しなくて良いです。
ボンゴとボンゴボンディとの見分け方には関係ないみたいなので、あまり気にしなくていいよ、うん。
・・・実はこいつが曲者で、左は樹脂バンパー、右は金属バンパーのようだが、これの使い分けがよく分からない。
樹脂バンパーは、ワゴン車の極一部に使われていたようだが、自動車ガイドブックで分かる範囲では特定できなかった。

私としては、樹脂バンパーに開口する、なぞの穴が気になる。
ナンバープレートで隠れてしまうから、通気の為じゃないよな。しかもよく見ると僅かにセンターからずれてオフセットされている。興味津々。


前期

後期
続いて前期・後期のリアスタイルを比較。
前期型では大きなバックドアハンドルが付き、いささかクラッシックな雰囲気があるが、後期型ではハンドルは埋め込まれ、スッキリとした感じになっている。
テールランプも汎用品をとってつけたような前期型に比べると、後期型は車体側のプレスに沿ってデザインされたランプが取り付く。

ちなみにどちらもボンゴボンディです。ボンゴとの違いは・・・、多分ないと思うんだけど、あまり自信はないです。
左はマルチワゴンを名乗る乗用仕様で、リアワイパーが付いているところが珍しい。
右は商用車のマルチバン、丸ハダカのマネキンさんが哀愁をそそる、ヘクチュン。


ボンゴ

ボンゴボンディ
トラックモデル、どちらも後期型です。
うーん、写真を見る限り差異は見つかんないですな。
前期・後期、ボンゴ・ボンゴボンディ、ワゴン・バン・トラックと、一通りのパターンを用意できればよかったのだが、そんなに都合よくは、いかのなんとかだ。

似たり寄ったりで実質同じ、面白くないと散々文句をつけた両者であるが、あまり区別化をしなかったのは、マツダの戦略なのかもしれない。
兄弟車であるから、ボンゴとビンゴとか、全く違う名前をつけても良かったはず。
それをせず、ボンゴボンディなどと分家のような扱いをしたのには、ボンゴという知名度の高いブランドを目いっぱい活用したいという考え、あるいは価値が分散するのを恐れたのではないかと思ってみたりしたのだが、如何なもんだろう。
いつものごとく素人考えですけどね。

角目の後期型ワゴン。
同時期のカペラにも似た、角目グリルが精悍な感じだが、大きな三角窓の存在が少々アンバランスな感じもする。

昭和60年頃だったか、私の父が同じ赤茶色のワゴン車を借りてきて、両祖父母含め8人で旅行に行ったことがある。(但し丸目モデルだった)
父の幼馴染のモータース屋の紹介で借りた車だったが、個人の持ち物をお礼をして借りたような記憶がある。
この旅行では、瀬戸内・小豆島の山奥にあるお寺に参拝したのだが、未舗装で勾配のきつい林道のような道で、なれないクルマに多人数載せて走ったのには相当まいったらしい。
大分あとになってから聞いたことだが、非常に怖かったけど、自分が怖いというと皆が不安がるだろうと何も言わなかったそうである。

それから約15年後、同じ道を今度は私がレンタカーのハイエース(ディーゼルで5速MT)で走る羽目になったが、そのときでも道の状態は殆ど変わっておらず、父と同じく大いに消耗して疲れた。
特にきつい勾配とヘアピンカーブがセットになった箇所では、後輪が空回りしてもうダメか、ズリ落ちると真っ青になったのだが、クラッチを断続して、思い切り空転させながら無理やりのぼりきってやった。
後から我ながらちょっとうまかったなと思ったが、そのときは得意になるよりも、心臓バクバクで顔面蒼白だったような気がする。
皆さんにはちょっとも面白くないだろうが、わたし的にはちょっと懐かしい思い出話。
もうあんな大人数で家族旅行にいくこともあるまい。

これはどっち?

良い子のみんなは、もうバッチリ見分けられるよね。
・・えーと、どっちだっけ?
まあどっちでもいいか。

谷間の底で、廃材と共に埋もれていた一台。

これはどっち?

私には分かりません、はっはっは。
凝ったストライプの装飾が入っているところを見ると、ワゴンかな。
廃車ワンボックスカーの王道、倉庫として使われている模様。
これだけ大きいと、使い勝手もよろしいでしょうな。

いろいろと書いてきたけど、見分け方として有益な情報はグリルデザインのことのみ。
我ながらお粗末な仕事であるが、勘弁してやってください。

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