ステラレナイ
以前の私は物を捨てられない人であった。
一番酷かったのは就職して自由に使えるお金が増えた20代の頃だったと思う。
雑誌だの、チラシだの、模型だの、ガラクタの類をゴッソリと自室にため込み、家族、特に母からは小うるさくしかれていたものであった。
だからネット上で「コレクション」や「オトナ買い」を披露している人たちを見かけると、よくその人たちの気持ちが分かる。
私の場合、症状は以前と比べると大分ましになったが、それでも押入れの中のカオスな状況は今も昔のまま、あまり変わっていない・・。

さて今回の写真は、初夏の農村で見つけた4台の草ヒロ・トラック達。
よく顔が見えないが、手前から順にミニキャブワイド55、ワイドより一世代新しいミニキャブ、デリカ、そしてまたワイドではないかと思う。
この手の廃車体というと、倉庫として有効活用できる箱バンモデルが多いのだが、ここの4台は全てトラックタイプで、更に奇しくもミツビシばかりが勢ぞろいしている。
同じオーナーの持ち物であるのだろうが、使い終わったクルマをこうやってとり置いているのだろうか。
私のようにステラレナイ人である可能性もあるが、ただ単に土地があるからと、捨て置いているだけなのかもしれない。

周りに咲き誇る白い花は「卯の花」だと思う。(ウサギの餌ではない方)
無味乾燥な廃車体ばかりを追いかける私にしては珍しく、ちょっと色気のある一枚ウッフン。

アングルを少しずらして、アップのカット。
お行儀良く並ぶその姿は、パーマンのつながって飛ぶ姿にも似てほほえましい。
上にも書いたとおり、一番奥のクルマはミニキャブワイド55だと思うが、かなり崩壊が進んでいる。
ワイドの廃車体は激しく腐食している個体が多く、このクルマのように外板が脱落しているようなものも珍しくない。

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