ナッキーは、つ・む・じ・風
勤め人として、会社業績にさして貢献しているとは思えない不良社員の私であるが、お上の温情というのはなんともありがたいもので、年に一回、健康診断というものを受けさせてもらっている。
ありがたいとは言いながらも、実際に受けるとなると、色んな検体を用意しろだの、飯食うなだのと言われたり、カメラの前でバンザイしろ、息を吸え、吐け、左を見ろ、右を見ろ、おめーゲップをするんじゃないよなどと怒られたりで、なかなかに大変で、面倒なことでもある。
しかしこの年一回のイベントの際、あまり見かけない変わったクルマ、検診車を見られるのが、私的にはちょっとした楽しみであったりもする。
皆さんもご承知の通り、検診車は用途に合わせて色んな形態をしたものが多く、いわゆる色物的な姿をしたものが多いからである。
もっとも私の場合、大型車やバスの専門知識については疎いので、学術めいた高尚な観点からの観察はできておらず、「わはは変なのー、おもしろーい」位の感想しかいえないですけどね。

それで今回紹介するのは、そういった色物系検診車の一台。
ここまで引っ張っておいてなんですが、このクルマは私が検診を受けたクルマではないので、あしからず。
会社での検診中に撮影なんかできるわけがないじゃん。

写真の検診車は、偶々出先で出会ったクルマ。
トヨタマッシーダイナをベースにした改造車で、レントゲン撮影装置を積む検診車。
1976年(昭和51年)式、エンジンはトヨタ2F・4.2Lガソリン、型式FC22D改。

常日頃、適当なおゃらけ記事しか書かない私のサイトで、詳細な型式などを示すのは異例のことで、不審に思われる方もいらっしゃるだろうが、実はこのクルマの実車そのものを入手された方がおり、その方が詳細なスペックをウェブ上に公開されているので、そのまま転記させてもらっただけのこと。
YOU TUBEには貴重な走行動画もアップされているので、そちらもご覧あれ。

斜め後ろからの一枚。
ボディに対して、ホイールベースが短く、トレッドもかなり狭いので、非常にユーモラスな姿をしている。

側面窓のうち、最後部の窓位置は受診者の待ち合いスペースとなっていて、椅子席が設けられている。
窓がないところが、レントゲン機材が置かれている受診スペース。
一番重量がかかる所が、駆動輪の上位置になるわけで、理にかなった配置である。
興味深いのが、助手席窓の後ろに配置されたガラリ(よろい戸)、後で触れるがここにはエアコン装置が配置されていた。

クラシカルな感じがする、架装メーカーのマーク。
現在は、トヨタテクノクラフトという会社になっているようです。

マニアな人には有名というか、常識の知識なんでしょうが、マニアの方向性が斜め左方向に向いている私には、あまり馴染みのない知識で、よく知らないです。
こう書くと何だかマニアックな感じがして、カッコイイような気がしてきますが、誰にも尊敬はしてもらえそうにはないのです。

前からパシャリ。
窓ごしになるが、助手席の後ろ位置に、家庭用エアコンの室外機が鎮座しているのがお分かりだろうか。
車内に「室外機」を置いているわけで、クルマに家庭用エアコンを持ち込むあたりも含めて、なんともワイルドなお仕事ぶり。
これらのエアコンは検診中(停車中)に使用するためのもので、電源は車外から引っ張ってきて使用する。

時期的に、このマッシーダイナはエアコンレスである可能性もあり、あるいは走行中にも使用しているのかもしれない・・。

なんとなく左に傾いてる感じがするなあ、運転手がヘビー級の人なんすかね。

このクルマを見かけたのは10年ほど前、いつもながらカビくさい古い写真ばかりで恐縮至極。(でも反省しない)
どのような人生をたどってきたのか、私が知る由もないが、当時は奈良ナンバーをつけていた。
その後検診車としては退役したらしく、流れ流れて東海地方に渡り、専門雑誌にも紹介されたらしい。
今も愛好家の手で元気に走っていることだろうと思う。

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