うんとこしょ どっこいしょ
セダンN360、ライトバンLN360と共に、初期ホンダ四輪部門の屋台骨であったTN360。
私的には、4灯ランプを装着した後期モデルの印象が強く、結構後年まで現役のものをよく見かけたように思う。
ホンダの360軽といえば、Nやライフよりも、こやつらの顔が先ず思い浮かぶのは、その顔の強烈さが印象に強いからだろうと思う。
特に4灯ランプ車は、目玉お化けと言った感じで、かなりの威圧感があり、幼少時の私には恐怖の対象でしかなかった。
他にも「ガーラガーラガラガラ」「ビィーーン」と表現していたエンジン音も、なんとなく馴染みにくいものであり、嫌悪とまではいかないが、あまり好きな音ではなかった。
その同一人物が、今はホンダの二輪に乗り「ホンダミュージックイカスー」なんて言ってるわけですが・・。

で、かつては恐怖の対象、今は畏怖崇拝の対象である、ホンダTNトラックを今回は取り上げてみようと思う。
極簡単に移り変わりを追ってみたが、wikipediaの記事を参考にサーッとなでただけなので、いつもの通り内容については保証しません。
まあ保証するほどの、有益な内容もないわけですけどねワハハのハ。
あと、ここをご覧になる皆さんはご承知でしょうけど、TN360はマイナーチェンジの度にTNIII、TN−Vなどと、名前が出世していきます。
私は、このギリシャ数字つうのがどうも苦手ですんで(3までしか分からない)、このページではアラビア数字を使って表現しますので、あしからず。

先ずは初期のTN360。
口のようなというか、ヒゲのようにも見えるフロントグリルの下には、室内への換気口が備わる。
他社の軽トラでは、ここに大きく開くベンチレーターカウルを設けることが多かったので、換気口を直接露出させないホンダの手法は、当時の人々にはなんともエレガントに写ったことであろう。

写真のモデルは、小振りで丸い形のバックミラーをつけている。
初期のマイナーチェンジ時に、角型のミラーへと変更されたらしく、私が持っている自動車ガイドブックではその写真が確認できる。

マイナーチェンジ後のモデル、TN3。
TN3は公式なニックネームであり、フロントパネル運転席側に型物のエンブレムも付く。
但し、TN3と呼ばれるのはチェンジ後少し経ってから、チェンジ当初はTN360としかコールされていない。

グリルが大型化されて、更に豪華にドレスアップ。
写真のモデルはデラックスグレードなので、バンパーとグリルがメッキされおり、飾りのモールがキャビンを一周している。
サイドマーカーが取り付けられたのは、この時期からだね。

TN3のマイナーチェンジ版。
グリルデザインが変更されており、ライト周りの形状を角型にしてみたり、メッシュを細かくしたりするなどしている。
豪華さを追求したんだろうね。

もっと違いが分かりやすい写真を出せと要求されそうだが、撮ってないから出せない。
ないものはない。

この時期は、TN3にバージョンがあるなんてまだ知らなかったのよ。
知ってたらもうちょっと違うアングルから撮っていたんだけどね、トホホ・・。

代改まってTN−5登場。
更に更に豪華さを追求した結果が、4灯式ランプの採用。
この時期の自動車メーカーは、オーバーデコレーションな新型車を乱発していた時期であったが、軽トラックにここまで思い切った手法を取り入れたのは、ホンダだけ。
軽トップメーカーであった、ホンダの意地もあったのだろう。

文句なしに個性的ではあるが、正直カッコイイとは思えないデザインで、小さなフロントパネルに四個も目玉が輝くそのマスクは滑稽でもあった。
まあこれは私の個人的な感想ですがね。

初期のTN−5は三角窓が残っており、バックミラーも長いアームが付いた、旧来と同じタイプのものが使われている。
これは一度紹介した写真の使いまわし、丁度良い写真がなかったのでゴメンしてください。

TN−5のマイナーチェンジモデル。
バックミラーが、樹脂でカバーされたドアミラータイプの物に変更されており、三角窓も廃止されている。
ミラーの変更は、サンバーなども同時期に同様な対応がされており、安全基準対応の為と思われる。

そして最終型TN−7。
フロントパネルの運転席側に取り付けられた「TN−X」のエンブレムも、当然7へと進化。
しかし、これまでギリシャ数字で表示されていたものが、何故かTN−7ではアラビア数字表示へと変更。
3、5、7と来て、間の2とか6はなんで欠番なの?とか、TN−5とTN−7には入っているハイフンが、なんで3にはないの?とか、疑問は尽きないのですが、よく分からんです。

7登場時期より、ナンバープレートが黄色の大型版へと変更、でも写真のクルマのバンパーには、小判プレートの取り付け穴も残っているように見える。

フロントパネル中央の、HONDAマークのデザインが変更。
5と7の外観上の区別は、これぐらいしか知りません。

最終型TN−7。
かつては一方的に嫌い、あんなに邪険に扱っていたTNトラックであるが、今となっては巡り逢うことさえ困難になり、偶々出会ったときなどはもみ手をしながら走り寄り、ご機嫌を伺うような時代になった。(勝手ダネー)
販売台数が多かったためか、4灯モデルは草ヒロとしてよく見かけたように思うのだが、ご多分にもれず近年は絶滅状態。
写真のように、現役モデルに会える可能性は限りなく少なくなった。
オリジナルカラーだと思うが軍用車みたいな色である。
ピカピカで新車当時の雰囲気を残す佇まいがなんとも素晴らしい一台、年配の方が大事に乗ってるんだろうな。

実は10年ほど前に撮った写真なので、今も現役かどうかは不明。
最近のホンダは古いクルマの部品供給してくれないと聞くけど、大丈夫かしら。

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