雨が降ってもサンサンサン
梅雨のしとしと雨が降る中、湿っぽい草地の中に見かけた、ホンダLN360。
元は倉庫か物置として利用されていたのだろうが、ご覧の通り、屋根板が朽ちて脱落しかかっており、既にその用途は果たせていない。
ガラス類が割れもなくキレイに残っているところと、屋根板の朽ち果てぐあいの合わせ業が面白い。

このサビサビ状態を見ていると、私の父が「ホンダは鉄板が薄い」と、度々言っていたことを思い出す。
父はホンダの四輪を所有したことはなく、誰かの受け売りなのか経験なのか、根拠がどこにあるのかはよく分からないが、どうもこの言葉には、「ホンダは安っぽい」という意味も含まれているような感があり、それが父のホンダ・イメージなのかもしれない。(かたよってるね)

さて、「鉄板が薄い」かどうかは知らないが、私が見てきたホンダでは、今回のLNと、もう一台セダンN360で、屋根がサビて抜け落ちてしまった個体を撮影している。
どちらも最初に見つけたときは、なるほど「ホンダは鉄板が薄い」のかなと思ったのだが、よくよく考えてみれば、40年以上も前のクルマなのだから、ある程度サビているのは当然と言うべきで、本当に「薄い」のかどうかはやっぱりよく分からない。

上左はトップと同じ個体、LN360。
上右はN360。
N360は、一度紹介済みの写真の再掲、ゴメンしてください。

どちらも屋根板が抜け落ちていて、天井から覗けば車内の様子がスットントン。
鉄板がサビで痩せているのがハッキリと分かり、外的な要因(イタズラや、落雪など)で破損したわけではないことが分かる。

上左:LN
上右:N
LNの後部は、比較的形が残っており判別も可能であったのだが、前側は部品剥ぎにでもあったのか、なんだかよく分からない状態。
Nもグリル周りの部品は欠損。
どちらも側板は形が残っているが、天井が先に逝ってしまっている。
ちなみに、セダンNさんのトランクフードは金属ではなく、樹脂製だったそうでサビようがないのだが、欠損してしまってはどうにもならない。

引き続いてオマケこーなー。

今回の草ヒロ写真とは全く関係ないが、ついでに紹介しておく。
九州人吉へと旅行した際、市内の公衆浴場の脱衣場で、ホンダのホーロー看板を発見。
看板自体はコレクターのサイトなどで時々見かけるタイプのものだが、この看板は屋内にある事もあって実にキレイ。
N・LN・TN・カブ・ベンリイの姿も鮮明で(絵だったら更に趣があったかもしれないが・・)、一瞬レプリカかと思ってしまったほど。

しかしここは凄かった、なんの予備知識も持たず、宿で貰ったペラ物の観光地図から、あてずっぽうに温泉銭湯を探しだして行ったのだが、とにかく造りが古い!
脱衣場はご覧の通り、浴場もコンクリート造りの浴槽のみで、後はシャワーなどの設備は全くなく、タイムスリップしてしまったかと思う雰囲気が、ちょっとした衝撃であった。
おそらく昔の大衆銭湯、浴場は、皆こんな感じだったんだろうなと思う。

写真撮影の許可は番台の方にとってます。
それというのも、私が入浴している間、私以外の客は全く来ず、貸切状態だったから。
女湯の方からは、年配の女性と思しき笑い声が時折聞こえて来ており、客足は時間帯にもよるのかもしれない。

外観

帰宅後調べたところ、やはりかなりの有名物件だったようで、訪問できたのは嬉しい偶然であった。

以上、出だしの草ヒロとは全く関係ない話になったが、紹介する機会もなさそうだし、N繋がりということで無理やり掲載しておく。