角テール
      r ‐、
      | ○ |         r‐‐、
     _,;ト - イ、      ∧l☆│∧  良い子の諸君!
    (⌒`    ⌒ヽ   /,、,,ト.-イ/,、 l  
    |ヽ  ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒)  丸テールこそがスカイラインだと思っていたら、
   │ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /|  大きな間違いだ!
   │  〉    |│  |`ー^ー― r' |
   │ /───| |  |/ |  l  ト、 |
   |  irー-、 ー ,} |    /     i
   | /   `X´ ヽ    /   入  |

スカイラインのテールランプが丸型と決まったのはいつの頃からだろう。
最近ご無沙汰していた「日本車検索大図鑑」を開き、歴代のスカイラインを見ていると、デザインの連続性という意味でイメージが固まったのは、やはりケンメリの時代からだと思う。
その一つ前のモデル、ハコスカでは丸型テールの「ま」の字も出てこない。
んなこといったって、ベースグレードは昔から丸テールと違うやろ、という突っ込みを食らいそうだが、ハコスカは下から上までずずずいーっと、全部角テールなんだぜ。
まあ最近の若い人は、丸テールのことはおろか、スカイラインというクルマ自体を知らない、興味もないなんて人が多そうだが・・。

写真のクルマは、今でも人気の高い6気筒のGTグレードではなく、ファミリーグレードの4気筒版。
いまさら私が説明するまでもなかろうが、4気筒車はボンネットが短く、よく見慣れた6気筒スカGと比べると迫力に欠ける。
現存数は圧倒的に6気筒GTが多く、4気筒グレードを見かけることは非常に稀。
また、人気が高く、引き合いが多いこともあって、ハコスカの廃車体を見かけること自体が稀で、貴重な存在であると思う。

4気筒版のベースグレードは1500ccエンジンを積んでおり、これは営業車やファミリーカーとしての需要がメイン。
対して写真の1800ccエンジン車は、ちょっとスポーティーな香りを漂わせた上級グレード。
ちょっと羽振りの良い管理職クラスのお父さんや、ブルーバードでは飽き足らなくなった、チョイ悪お父さんなんかが買ってたのかなあ。

ハコスカのテールランプについては、グレードや時期によって、数パターンのバリェーションが見られる。
共通しているのは、配色が赤色のみの一色であるということで、この当時の流行スタイルを採用している。
バリエーションの全貌については割愛、実はよく知らないし、ハコスカは詳しい人がたくさんいるので、生半可な知識で私が語っても恥をかきそうだから、書かない。

右写真は某所で撮ったハコスカのリアビュー。
信号待ちか何かのときに、慌てて撮った写真なのでヒドイ写真であるが、これもまた4気筒シリーズのテールランプ。
シングル「5」ナンバーをつけた、なんとも渋い一台。

これはスカGなどと呼ばれ、愛好家によって現役個体も多い、スカイラインGT。
4灯式のテールランプは後期型、でしたっけ・・?

上でも書いたが、よく見かけるがゆえにこれが標準のイメージとなってしまい、たまに4気筒車を見かけると、鼻が短く、貧弱に見えてきてしまうのは困りもの。
ショートノーズとはなんとも上手くいったものである。(本来は4気筒車がスタンダードなのに)

4気筒グレードと思しき一台、これも車内から撮った一枚のようだが、これっきりの一枚で、セダンだったのか、あるいはバンだったのかは覚えておらず不明。
だいたい、撮った場所すらまったく覚えていないというていらくで、全くいい加減なものである。

これはフルオリジナルで、ピッカピッカのスカG。
私の行動範囲である某所で、大分以前から度々見かけているクルマ。
新車時からと思しきナンバーをつけていることからも、ワンオーナーカーであると思う。
じっくりと観察させてもらったわけではないが、とにかくピカピカで、ありがちな改造などの形跡も見られず、なんとも渋いスタイルを維持している。
とにかくスゴイのよ。

戻る