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| 今回の主役はリアエンジンであった時代のスズキフロンテ。 写真の説明もさておいて、話題にしたいのは「スズキフロンテ」という車名について。 昨今、動画サイトの普及で、古いTV・CMなどの画像を簡単に見ることができるようになった。 フロンテについても、角目のフロンテ、卵型になった次のモデルなど、複数のパターンがアップされていて、閲覧が可能。 それを見ていて気づいたのだが、出演者の何れもが「フ・ロンテ」と、頭の「フ」にアクセントを持ってきて発音している。 私は小さいころから抑揚をつけずに「フロンテ」と発音していたので、CMで聞く発音は、なんだか変な感じがした。 私の発音は、恐らく父親か誰か、大人が話した発音を、そのまま覚えていたのだろうと思う。 どっちが正しいなどと議論するつもりはないし(もちろんCMの方が正しいのだろう)、結論が出ても意味のないこととは分かっている。 うん、ただ書いてみたかっただけです。 ちなみにフロンテの由来ですが、下記の通り。 「きょうを楽しく、明日に大きな躍進を願うあなたのご家族と、つねに業界の先駆者として働き続けるスズキのフロンティア精神にちなんでフロンテと名づけました。また特長でもあるフロントエンジン・前輪駆動をも意味します」 (1962年(昭和37年)登場時のカタログ記載、引用元 三樹書房・SUZUKI STORYより) |
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| 緑の中に溶け込む小粋なグリーンバディ。 自動車の塗色にも流行のようなものがあるのか、こういった濃いグリーンカラーは70年代のクルマによく見られたように思う。 同じ時期に、コゲ茶色のボディカラーというものもよく見かけたもので、その後にすっかりと廃れて見なくなったと思っていたら、最近復調気味のようで、複数のメーカーが採用してよく見かけるようになっている。 そういえば一時期どのメーカーにもあった、紺色系のクルマがすっかりと少なくなってしまったのは残念、これも流行り廃りなのだろうか。 最近の塗装は、白(パール系が主流)、黒、銀と、その近似色ばかりが幅をきかせていてつまらない。 もっとも、今の私には新車を買うつもりも、買える見込みもありませんがね。 ようやっと写真の説明に入ると、今回の被写体は550cc規格改定時に登場したフロンテ7−S。 グリルの形状からすると、1976年(昭和51年)6月から、1977年(昭和52年)10月まで生産された、新規格車の前期型であるもよう。 この時期のフロンテは、550cc新型エンジンの開発が間に合わず、暫定的に443ccエンジンを積んでおり、スバルのレックス5と同じような状態にあった。 但しスズキの方が状況は深刻で、2サイクルエンジンでの排ガス規制クリアが困難を極めた為、ダイハツとエンジン供給契約を結んだり、2サイクルエンジンと並行して、4サイクルエンジンの開発にも着手するなど、混乱がみられた。 1977年(昭和52年)6月には、ダイハツ製4サイクル550ccエンジンを載せたモデルを追加販売。 1977年(昭和52年)10月には、ようやく開発成った自社製2サイクル550ccエンジンを載せたモデルへと移行している。 | |
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| 続いて、スズキ製2サイクル550ccエンジンを搭載した、新規格後期型モデル。 前後を隙なくつめられていて、顔もお尻も全景が眺められないのが残念。 外観上はグリルのデザインが変更されてることが目立つ程度であるが、よくよく見ると後部ドアの窓形状が変更されているのが分かる。(上の写真と見比べてみて) 前期型までは、360ccモデルと同じ意匠で、窓ガラス下側に大きな曲線を配したデザインが採用されていたが、後期型からはそのラインを直線に近くして、ガラス面積を大きく採るように変更されている。 後席窓ガラスのラインを変形させるこのデザインも、1970年代の流行だったのだろうが(ブルーバードのJラインが有名、スバルレックスはスティックラインと云うが、知名度ゼロ)、実用面では視界を制限して死角を多くしたり、車内が暗くなったりと、デメリットも多かったのだろう。 但し3ドア車のリアガラスは変更なし、こちらはボディパネルをいじる必要があり、大掛かりになるからだろう。 後期型でも、ダイハツ製4サイクル550ccエンジンモデルが併売されていたのだが、販売の殆どは2サイクル車であった。 2サイクル特有の白煙や排気音、燃費負担などを嫌う向きはあったものの、2サイクルならではのパワー感に惹かれるファンもまた多数存在しており、2サイクルにこだわり続けたスズキならではの結果といえよう。 但し、時代の流れは確実に変化しており、フロントエンジンに変換した1979年(昭和54年)以降は、4サイクルエンジン(ここからは自社製)との併売を始め、やがて全車4サイクルエンジン搭載へと移行してゆく。 | |
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