ご不満?
剛力サンバーシリーズに続いて、今回の主役もまたサンバー。
さすがにしつこすぎるかなとも思ったのだが、まあそこは我慢してお付き合いいただきたい。

今回紹介するのは、剛力サンバーのマイチェンモデル、サンバー5。
360ccから550ccへと拡大化する、軽自動車の規格改定時期に登場したモデルで、旧型のボディに、500ccエンジン(正確には490cc)を積んだ過渡期のモデル。
但し荷台の長さ方向は既に拡大されていたようで、荷台長1940mm(旧1870mm)、荷台床長2005mm(旧1935mm)と、サンバー550と同等の数値になっている。
荷台幅方向寸法も、1250mm(旧1230mm)と、20mm拡幅されているのだが、ボディ幅が同じままなのに、なにがどうなってこうなったのかよく分からない。アオリの内側形状でも変えたのかな。
サンバー550ではボディ自体が大型化されたこもあり、荷台幅は1330mmと、大幅に広くなっている。
新規格枠をフルに使った新モデル投入までの繋ぎという役割であったため、販売期間は1年程度と短期間。現役モデルはさすがに全く見かけず、廃車体でもほとんど見かけないモデルだと思う。


「ご不満?」という題名は、なんとなく不満そうな顔に見える、サンバーの表情からつけたものであって、読者の皆様にケンカを売っているわけではないのであしからず。
この後のサンバー550もそうであったが、ぼってりとした、むくれたような顔が、子供の時の私にはどうしても好きになれず、同時期のハイゼットと共に、嫌いなクルマトップ10に入るクルマであった。
「不満そう」に見える感性も、当時の名残なのかもしれない。

昔はスバルのクルマ、レックスもレオーネもみんな嫌いだったなぁ。
この10年ほど後には、同一人物がスバルリストなどと名乗ったり、スバルサイコー、などと叫んだりするわけで、時の流れというものは恐ろしいものだと思う。

このサンバー5はトラックモデル。
汚れてはいるものの、比較的痛みの少ないキャビンに比して、後部は相当な痛み具合。
足場が悪かったのか、めんどくさかったのか、後部をアップで撮ったカットがない。

サンバー5のネーミングは、500ccエンジンを積んだことにちなむ。
乗用車のレックス5も同様で、三菱が同じパターンで、ミニカ5、ミニキャブ5を名乗っていた。
フィンガー5とはなんの関係もないけど、まあ意識としてはあったんでしょう。

キャビン周りは、基本的に剛力時代と同じデザイン。
目立つ変更は、フロントカバー(グリルといって良い?)が、樹脂製で複雑な造形のものから、比較的単純なデザインの、鉄板一枚物のプレス品に変えられたところ。
コストダウンの為だったのかな。
あとは、バンパーに大きなコーナーラバーが付けられているが、これは車幅の水増し的な要素があり、実用的観点からの装備ではない。

写真は過去にも紹介した、今はもうない廃車置場での一枚。
フロントカバーがめくれたままになっている。
カバーの下には冷却水と、ウォッシャー液の補給口が備わる。

ガソリンスタンドの屋号が入った車で、日石カラーの青かと思ったのだが、今も営業中のこのスタンドには、昭和シェルの看板があがっている。
昭和石油時代のものかもしれないが、よくわかんねっす。

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