あしゅら
「あしゅら男爵」みたいな顔である。
といっても、分からない人の方が多いだろうが、分からなきゃ辞書で調べろ。
まあ厳密に言うと、あしゅら男爵は別々のものをくっ付けたものであって、顔が半分崩壊したというわけではないし、ただ単にイメージが似てるなと思っただけであって、なにが厳密なのかどうか、書いている本人もよく分かってないし、読んでる人にも当然分からないだろうが、まあ気にすんな。

ただ、あの顔はねぇ、子供心にかーなり、こーわかったヨー。
ブロッケン伯爵とかね、首がとれちゃうの、ホントコワかったよ。
首がとれるって、R田中一郎とか、アラレちゃんなら愛嬌もあるもんだけど、あれはダメだ、コワイよ、コワイよ。

顔が崩壊していない、同型のサンバーの写真があるので同時掲載。
顔は崩壊していないけど、頭は崩壊気味だね。
どっちもコワイか。

今回の写真は、剛力サンバーというニックネームを拝命していた、3代目サンバーのうち、360cc最終期にあたるモデル。
基本デザインは1973年(昭和48年)登場の初期モデルと同一で、’70年代テイスト香る濃い目のフロントマスク。
なにかとゴテゴテつけるのが当時の流行だったのか、デザイナーが物足りなかったのか、このモデルから前面ガラスの下中央に、黄色のアクセントも眩しいSambarマークが付く。(以前紹介した記事に写真あり リンク 写真だけ)
前面方向指示器が、初期では白とオレンジのコンビタイプであったのが、オレンジ一色になったのはコストダウンの為だろうか。
デザイナーが、あでやかな、カラーアクセントにこだわりたかったからかもしれない。

また、この時期からナンバープレートが大型化したため(現在と同じ黄色地のもの)、初期型とはバンパーのプレス形状が異なっている。
初期型では、グリル真下のボディパネルに、小型のナンバープレートが付く様になっており、体裁よくプレートが収まるよう、ボディ側にはプレスラインまで入っていたのだが、急遽大判ナンバーをつけることとなったため、ボディ側の小型用プレスラインはそのまま、バンパーのみに逃げ形状をつけて、大判プレートが付けられるように改造を施してある。
正に苦肉の策といった所だが、マイナーチェンジモデルである、サンバー5登場時から、バンパーにナンバーが取り付けられるようになり、ボディ側のプレス形状も変更されている。
分かりにくい説明であるが、私の文章力ではこれが精一杯。
あとは写真を見て推察してやってください。

初期のモデル。
写真のモデルは、小変更を受けた「新・剛力サンバー」
外観上では、バックミラーの形状が違う程度だが、保安基準適合の為、機構に手が入っている。

2系統ブレーキの採用、フロントブレーキドラムの大型化、自動調整装置の採用、リアウィンドーの厚みの増しなど。
エンジン関係ではキャブレターの温水予熱装置が装着されている。

また、イメージモデルとして初代貴ノ花が起用されていたのだが、「新・剛力」の後期で契約が切れたらしく、アメフト美女が代役を務める。

1974年(昭和49年)秋から、翌年にかけてのモデル。
今回のあしゅらモデルと同時期のものだと思うのだが、窓ガラス下の「Sambar」マークが付いていない。
また、「新」という冠が取れて、再び剛力サンバーを名乗っている。

上で触れたとおり、この時期からナンバープレートが大型化したため、ゴテゴテした印象が強い。
ナンバープレートの後ろ側には、小判プレートが収まっていたプレスが残っていて丸見え。
急場しのぎとはいえ、あまり良い方法とは言いがたい。

1976年(昭和51年)5月登場のサンバー5。
搭載エンジンが、500ccに変更され、グリルやバンパーのデサインも変更、ナンバープレート取り付け位置も変更されて、幾分スッキリとした雰囲気になった。

実は、サンバー5と、剛力サンバーとの間に、サンバー5と同じフロントマスクで、360cc4サイクルエンジンを載せた過渡期のモデルがあったらしい。
スバルディーラーで配布された、「スバルの40年」という小冊子では、小さな写真付きで、1976年(昭和51年)2月登場という説明書きが付いている。
この写真では、フロントパネルに「Sambar5」というマークが付いていないこと、バンパーにコーナーラバーが付いていないことなどが分かる。
サンバー5と入れ替わりだとすると、わずか3ヶ月程しか発売されていないこととなる。
暫定的とはいえ、モデル設定をすればお役所への届出とか、サービス部門へのフォローとか、営業資料の作成などというコストがかかってくるわけで、どれほどの営業効果があったのかは甚だ疑問。
商売抜きの設定だったのかもしれないが、2サイクルエンジン製造中止(1975年11月限り)との兼ね合いで、空白を作ることを避けたためかもしれない。
ここらへんは完全に私の推測なので、あまり信じないようように。

4サイクル360ccエンジンのサンバーについて、初回更新時に資料無し、詳細不明としていましたが、ネットで詳しく記述されている方がいらっしゃいましたので、それを参考に本文の訂正加筆をいたしました。

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