スイッチ |
| 私はめんどくさがりである。 趣味や特技に熱中して、みんなから感心されたり、あきれられたりする「マニア」という人種は多いが、私はそういうマニア道を極めるという点では甘ちゃんらしく、興味がある事柄についても、ちょっと面倒に感じると関心がさっとさめてしまって、あきらめたり、放り投げてしまう悪い(?)傾向がある。 草ヒロ撮影という趣味についても、よさげな被写体を見つけておきながら、車の駐車スペースがないから、人目があって恥ずかしいから程度の理由で、簡単にあきらめてスルーしてしまうこともしばしば。 しかし、どういった調子なのか、きっかけなのか、恐るべき執念を持って、対象に食らい付いてしまうこともまたしばしば有り、私はこれを「スイッチが入った」などと言っている。 今回紹介するのは、そんな「スイッチが入ってしまった」状況の写真。 瀬戸内沿岸ののどかな山道を原付で流していた折、視界の隅にピカリと輝くなにかが写った。 単車を停め、心当たりの方向に目を凝らすと、緑の中に僅かに一部分のみをのぞかせる廃車体らしき姿。 よくよく見ると、そのそばにももう一台、廃車体らしき姿が見える。 ここでスイッチが入ってしまったわけですな。 |
|
|
![]() |
| とりあえずデジカメズームアップ戦法を発動。 上写真の左側に見える廃車体の姿。 私のデジカメはそれほど高いモデルではないが、それでも300mm(35mm判換算)程度までアップできるので、実に便利。 しかし今回はいっぱいに寄ってもこの程度、パソコンのモニターで見ればそれなりにディテールが判別できるが、屋外でデジカメの画面で確認するとなると、これほどはっきりとは確認することはできない。 車種は既にお分かりの方もおられるかな。 |
|
|
![]() |
| そしてもう一台をズーム。 こちらはトップの写真の、赤丸右側の方。 分かるかなあ? |
|
|
| とにかく、何とか近づいて写真が撮りたいと考えたものの、彼女達は谷をはさんだ向かい側の山腹に居て、接近する道は果樹園の農道のような細い道が見えるのみ、しかしスイッチが入ってしまったそのときの私には怖いものなぞありゃしない。 雨水で削られ荒れまくった未舗装の道を谷底に向かって下がる、欄干のない小さなコンクリート橋で対岸に渡ると、山上側へ向かってローギア全開バリバリ。 |
|
|
![]() |
| ということで、左側赤丸のところまで到達。 比較的ポピュラーな存在である、ミニキャブワイド55の箱バンでした。 この時期の軽バンでは、廃車体として一番よく見かけるモデルであると思う。 で、とりあえず一台目は無事確保したわけであるが、2台目は想像以上の苦戦を強いられることに・・。 というのも、ここから先は踏み分け道さえないような状態で、しかも生い茂った木で姿さえ確認できない状況下、ヤマカン状態で位置を見定め、がむしゃらに潅木を掻き分け進んでゆく・・。 |
|
|
![]() |
| ちゅー訳で2台目の所にも無事到達、感動のご対面。 サンバー550か、うーんビミョー? 贅沢言うなといわれそうだが、サンバーもミニキャブも、比較的現存率が高いだけに、苦労したわりにという点でポイントは低目かな。 |
|
|
![]() |
| 白いボディに標準ルーフという、もろ商用テイストのクルマであったが、純正オプションであろうストライプテープの飾りが彩りを添えている。 |
|
|
![]() |
| なんとか目的を達成したものの、その代償は非常に高くついた。 雑草を掻き分けて広い場所まで戻ると、全身「くっつき虫(アレチヌスビトハギ)」だらけ。 着ぐるみ脱いで(パンツまでは脱いでないよ)、くっつき虫退治に追われることになった。 道を究めるということは、かくも辛く厳しい道のりを乗り越えなくてはいけないのです。(バカダネー、ほんとにバカダネー) |
|
|
| 戻る |