すとろんぐ
1970年代の初め、日本の自動車業界では、やたらと濃ゆーいお顔がトレンドであった時期があった。
この時期見られた、この種の濃ゆーいクルマの中で特に目立つのは、旧型化したデザインの顔をゴテゴテと飾りつけ、販売のテコ入れを図ったモデル達。
特に、この時期のスバルはこの手法を得意(?)としており、当時の全ラインナップ、スバル1000シリーズ、R−2、サンバーのいずれもが、グリルやヘッドランプ周りの装飾を大型化して、ド派手な顔つきになっている。
今回紹介するのは丁度その時期の、濃ゆーいお顔のスバルサンバー。

このモデルの初期型が登場したのは1966年(昭和41年)、当時は商用車らしい、極シンプルなデザインを採用していたが、マイナーチェンジを経てメッキの飾り帯が付き、続いて黒いダミーグリルに変更、更に際末期の1972年(昭和47年)モデルでは、怪盗なんとか面相のアイマスクを連想させる、大型ガーニッシュが取り付く。
当時の人が、これをカッコイイと思ったのか否か、生の声を聞いたわけではないが、初期型とのあまりの違いに違和感を覚えた人も多かったのではないかと思う。
実際私も、この顔はちょっと・・・、と思わずにはいられない。

但し草ヒロマニアとしての視点となると、話は別。
このタイプは生産期間が1年と短く、比較的見かけることが少ないモデルだと思う。
この顔になる前年、1971年(昭和46年)に生産された、フロントベンチレータ周りを黒塗りにしたモデルは更に稀少で、廃車体を含めても私は一度も見かけたことがない。
これと初代サンバー(いわゆるクチビルサンバー)を撮影することは、我が宿願であるのだが、さすがにもう無理だろうな・・・。
サンバー自体がもうなくなっちゃうわけだし・・・。

このサンバーの顔を見るたびに連想するのが、この人の顔。
わかるかなあ、わかんねえだろうなあ。(イエイ)

恥さらしなこの手のネタ、もう使うまいと思っていたのに、またやってしまいました。
二度としませんと思っておきながら、三度やってしまいました。
ごめんなさい、もうしません、多分しません、ま、ちょっとカクゴはしておけ。

「すとろんぐサンバー」というニックネームを持つ、2代目サンバーの際末期モデル。
翌1973年(昭和48年)にモデルチェンジした次代モデルのニックネームは、なんとも頼もしい「剛力サンバー」。
華奢なイメージを嫌ったネーミングなんだろうが、何が「すとろんぐ」なのかは不明。
そういえば「顔」はすとろんぐな感じがするな。(←これが書きたかっただけ)