韋駄天キャリイ
ご存知ジウジアーロ大先生デザインの(ry

今回で連続3回目の紹介となる、L40型スズキキャリイ(もうナイヨ)。
マニアな人達に人気のあるライトバンと違い、写真のトラックタイプは「この業界」では今ひとつ影が薄い。
当時のキャッチコピーも、「ヨーロッパ調の洗練されたデザイン・・」と謳ったバンに対し、トラックはなんともオリエンタルなセンスの「韋駄天(いだてん)キャリイ」。
この扱いの差は何?と突っ込みたいところであるが、販売サイドの戦略なんでしょうね。「ヨーロピアンスタイルの、稼げるトラック」じゃ締まらないもんね。

梅雨時の日本海沿岸某所、雨に濡れながら佇んでいた韋駄天キャリイ。
比較的キレイなキャビンに比べ、荷台部分は大きく変形していてなんとも無残な有様。
なにかの事故にあって廃車にされたのか、廃車になってからなにか事故があったのか。
いずれにせよ、近年まで現役だったような雰囲気があり、長期放置された草ヒロとは違うカオリがした。

テールランプは、赤色一色の丸い単眼ランプが4つ。
私の世代だと、写真と同じデザインで、外側2つのランプがオレンジ色となった、昭和50年前後のデザインが懐かしい。
キャリイ、ジムニーのテールランプといえばこの配置が定番。
同じ丸型ランプを縦方向に並べたフロンテハッチ、キャリィパネルバンもまた懐かしく、子供の頃のスズキ商用車のイメージといえばこれだったような気がする。

修理工場の跡地に放置されていたキャリイトラック。
頭部(キャビン)のみが切り離され、「晒し首」といった感じ。

サビの進行が酷く、顔面の大半が真っ茶色、ヘッドライトは片方が欠損、片方はレンズの中にサビ色の水が溜まって、何ともすごいご面相となっている。
欧風調のマスクも、こうなってしまっては形無し。

廃車の山の中に埋もれるキャリイトラック。
顔色悪くね?

一枚上で紹介した写真、また前回紹介した写真でも、ヘッドライトレンズが浸水しているケースが見受けられたが、このクルマは無傷できれいなおめめをしている。
このレンズって、角型汎用品なんですかね?

韋駄天キャリイ

なんとも良い時代、かどうかは知らないが、動画サイトYOUTUBEで、韋駄天キャリイの当時のテレビCMが見られます。
アリガタイコッチャ。

いいなあ、このノリ大好き。
イダテンでイコー

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