いいなぁ・・・

草ヒロ撮影がライフワークだとか称し、殺伐と乾ききった、暗色の華のない独身生活を過ごしている私にとって、今回紹介する写真はあまりにも酷な、あまりにも眩しすぎる一枚。

撮影したのは去年の今頃、いつものようにあても目的もなく徘徊、もとい散策していたところ、思いがけず川の両岸に桜が咲くスポットに遭遇。
普段花を愛でる趣味などない私も、桜の花はやはり別格。
その満開の桜を楽しんでいると、対岸に見慣れないバスの廃車体を発見!
花よりナントカとばかりに食いつこうとすると、そのバスの前で仲良く桜を楽しんでいるアベック、じゃねぇ、カップルの姿が・・。

本来なら対岸に渡り、バスの間近で撮影をしたいところだったのだが、彼らの愛の力の前に、ひ弱な私の力など敵うはずもなく、闘うことすら出来ずに敗退したのである。

(この写真は去年の看板写真としても使ったように思うが、まあカンベンしてやっておくんなせい)

気を取り直して、半月後に再挑戦。
もちろん桜は散ってしまっており、青々と葉の茂った桜の下には毛虫くらいしかおらず、雪辱を果たした私は心ゆくまで撮影を敢行してきた。

いつもなら、「ぼかぁバスに詳しくないから、よく分からん」とか書いて説明を省略してしまうところだが、今回はボディに「FUSO」と、「KUREHA」のプレートが付いていたこともあり、検索して調べてみた。

かき集めた情報によれば、三菱ふそうMR470というモデルらしい。
形式についての説明は以上。
ぼかぁバスにあんまり詳しくないんでね、よく分からん。

(形式について追記あり、本文末尾ご参照)

垂れ目がチャームポイントの、愛嬌ある顔立ち。

ボディと表示板には大きく「三菱重工」の文字が入っている。
どうやら社員の送迎車として使われていた車体らしい。

サイドに入る図案は、飛行機をイメージしたものだろうか。
カラフルな塗色がなかなか楽しい。
塗装のストライプは天井にも走っているらしく、天井部の突起(ベンチレーター?)に塗られた塗装が確認できる。

この手のクルマは、廃車後に社名表示を塗りつぶすなどしているケースが多いが、このクルマでは全てが無傷のまま残る。
もちろん趣味的にはこちらの方が断然嬉しい。

丸みを帯びた後ろ姿も実にせくしぃ。
屋根上左側を走る帯状のケースは、エンジン用の吸気ダクトだとか。
必要があってこのような形をしているのだろうが、いささか不恰好な気がする。エンジンの立ち上がり部分だけにすればいいのにね。
外付けのバックカメラも懐かしいが、カメラ本体は欠品。
リアアンダミラーも、ミラーが欠けてステーのみ残る。運転席からえらく離れているのだが、ちゃんと使えていたのだろうか?

2025.8.19追記
形式について、現車をご存知の詳しい方から情報を頂きました。
MR470としていましたが間違いで、その後継にあたるMP500系だそうです。
明石の三菱系工場の送迎車だったとのこと、情報感謝です。