関空にて、シンガポール航空機

シンガポール 2008

初めての海外旅行、海外出張がなんとか終わって一ヶ月。
次はシンガポールへ行って来いとの社命有り、またも海外出張へと行くこととなってしまった。
仕事は前回と同じ不具合対応、単身で出張し、現地エンジニアと共に現地企業に行き作業をしてこいというもの。
つまり今回の仕事はおーるいんぐりっしゅ、いんぐりっしゅおんりーという環境。自慢にもならないが、私の英語力は中学校1年程度のもの、これには前回以上の不安を感じたが、「大丈夫、何とかなる」という無責任極まりない励ましの声に再度送られ、盆休みの最中、シンガポールへと旅立つこととなった。

仕事の内容については今回も省くが、何かと障害が多くて前回以上に手間取り、1日で終わる予定の仕事が3日もかかり、とにかく大変な仕事であった。
なんとか形にした状態で逃げるように帰ってきたのだが、疲れきってしまった私は気が抜けたのかひどい夏風邪を引いてしまい、半月程体調不良を引きずって大変ひどい目にあった。

ということで、今回の出張は宿舎と現場を往復するのみで「余禄」の時間がなく、観光という役得が殆どなかったのが残念であった。
ご覧いただく写真は、僅かに車中から撮影したものと、ホテル近辺の町並みを写したもの。

イスラム風の建物。
やっぱり寺院なのかなぁ、異国情緒を感じて何気なく撮った写真であるが、それ以上の興味はなく、近くに寄ってみることさえしなかった。

道行く人は肌の黒いインド人と思しき人が多かった。
あとは中国系の東洋人と西洋人。多民族国家シンガポールは、多種多様な人種が共生している・・、らしいが、私の国際知識では民族を見分けることすら無理で、このように大雑把なくくりとなってしまう。

それでも眉間にマークを付けた女性(ヒンズー教徒の宗教的な意味のある印=ビンディ)や、スカーフをすっぽりと被り、髪を隠したイスラム女性の姿を見て、それだけでも異国情緒を満喫することが出来た。

訪問前日がシンガポールの独立記念日だったとかで、町のあちこで飾りつけが見られた。
下写真は、私にとってイメージ通り、いかにも分かりやすい中国風の色彩が施された飾りつけ。

ホテルの車寄せで

宿泊したホテルのランクは中か、中の上というところらしいが、施設は古く、内装のセンスも80年代という感じ。風呂場の使い込まれた蛇口がガタついていたり、トイレのタンクから、常時水がたれる音がしたりした。
それでも清潔な感じではあり、悪い感じではなかった。

今回のホテルでは日本語のサービスは一切なし。
NHK海外放送を受信していた、中国のホテルでの待遇が恵まれすぎてたんだな・・。


ホンダのFit

国土の狭いシンガポール、自家用車の所有には高額の税金がかかるとかで、個人所有のハードルは高い。
市内を走る車は多くが日本メーカーのもの、右ハンドルということも有り、車だけを見ていると、日本の街中の光景と姿が被る。
トヨタが多いが、ニッサンも相当多く目だった。
そのほかでは韓国車や、ヨーロッパ車も多く、現地で世話になった会社のマネージャーは、ヒュンダイグレンジャーに乗っていた。
「ないすかー」と言うと、「じゃぱにーずかーもあぐっと」みたいなことを言っていた、社交辞令というか世辞だろうし、自分の事を褒められたわけでもないが、それでも嬉しい。

遠く祖国を離れてきて、異国に身を置くとなんと故国が懐かしいことか。
ホテルで一度だけ日本語を喋っている男女を見かけたが、思わず話かけそうになった。人見知りをする私にとって、日本ではありえない衝動である。

トヨタプリウス

いまや世界中で走っているプリウス。
どんな人がオーナーなんかなー、やっぱりリッチマンなんだろうか。

そのほか変り種では、ダイハツのコペン、スバルR1などを見かけた。
全体に年式の新しい車が多く、ニッサンプレセアを一度見かけたが、年式以上に古く感じた。
古い車では30系カローラを見たが、改造されまくっていて、趣味として乗られている個体のように見えた。

シンガポールでよく見かけるのが、荷台に人を乗せたトラック。
頻繁に何度も見かけたが、荷台に乗っているはインド系の顔つきをした人ばかり。
インドや、バングラディシュからの出稼ぎ労働者が主であるらしい。

私が仕事をした現場でも、現業部門はほぼ全てが出稼ぎ労働者。
彼らが発する合図の声が、日本語の「オイ!」という声に聞こえてならず、何度かはっと驚いたことがあった。

上写真のトラックはニッサンキャブスター。
日本で言うところのニッサンアトラスであるが、これが非常によくみかけた。
前述のとおり、乗用車でもニッサン車を頻繁に見かけたが、当地ではニッサン車の人気が高いのだろう。
そのほか中型では、三菱キャンターの姿が多く、キャブスターとキャンターは常に視界に入っているような印象があった。
偶然その2車の写真を掲載しているが、これはあながち偶然ではなく、数の多さを物語っているものだと思っていただきたい。

タクシーの車内から撮った写真であるが、このときのタクシーはトヨタのウィッシュだった。
街中で見かけるタクシーは、トヨタのコンフォートが圧倒的に多かったが、こういったミニバンタクシーも何度も見かけた。

コンフォートタクシーには複数回乗ったが、これは日本のタクシーそのもの。料金メーターはデジタルタイプで、領収書も感熱紙を使うレシートタイプの印字機械が備えられている。
シンガポールでもシートベルトは義務化されており、どの運転手も発車前にキチンとシートベルトを付ける。何度か乗ったが、運転手は中国系の人ばかりで、無線の雑音が聞こえないことを除くと、日本のタクシーに乗っているような気がした。

スバルインプレッサ

街頭で見かけたインプレッサ。
どうしてもスバル車が気になってしまう性分であるが、変り種は上でも上げたスバルR1くらい。
インプレッサとランサーは何度か見かけたが、インプレッサはNA車しか見かけなかった。いまちょこっと検索してみたが、WRXは警察などに採用がある模様だが、すくなくとも私は見かけなかった。
先日の中国と違い、警察官や、警察車両をみかける機会はあまりなかった。

ダイハツデルタトラック

これはちょっと変り種なのかな。トラックは上でも上げた、キャブスター、キャンターのほか、ライトエースに似たキャブオーバートラック(韓国車?)がぽつぽつ。後は忘れた。
日本の屋号が書かれたクレーン車などを数台見かけたが、中古車の市場もあるのだろうか。

一度トレーラートラックに載せられた戦車を見かけたが、さすがにカメラを向ける気にはならなかった。

あー、あと椰子の葉陰に十字星を見たかったのだが、東西南北すらあやしく、オリオン座くらいしか見分けられない私では、いざ空を見上げて見てもよく分からんかった。

太平洋戦争時の戦地で有り、日本の占領下にもあったシンガポール。
70年近くの歳月が経ち、日本人にとってはすっかり過去の出来事となっているが、事実については目をそむけず、しっかりと認識しておく必要があると思うわけです。