協三工業5トンディーゼルカー

鳥取県智頭町・山形小学校にて

昭和30年代まで全国至る所で見られた森林鉄道、この機関車はその森林鉄道の一つ「大阪営林局鳥取営林署・沖の山林道」で使われていたもの。

林業近代化の花形として登場したディーゼル機関車であったが、トラック輸送の発達や、専用大型機械の登場の為その活躍機関は短く、また産業機械の常で現存するものは少ない。

写真の機関車は林道廃止後長らく当地で放置されていた物だが、昭和58年地元有史の手により修復の上地元小学校の校庭に移設された。
当時の写真ではかなり気合いを入れた修復が行われた様だが、現在はこの有様・・。

機関車の後ろには山トロが2台くっついている、木枠に車輪を取り付けただけの簡単な造りであるが、ちゃーんとブレーキが付いており、この上に材木を満載して活躍していた。
残念な事にこちらは木製という事もあり、程度はもう絶望的な状態。

歴史遺産と威張ってはみても、こういった地味な存在は保存後の保守が行き届かないケースが多いように思う。

屋根上のタンクはエアーブレーキ用のエアタンク。
初期の林鉄用機関車はガソリンエンジンを積んでいたが、戦後小排気量ディーゼルエンジンの登場によりディーゼルエンジンが主流となった。
三菱KE−5を初めとして、いすゞDA、日野DAなど自動車用の物が多く流用された。

この車両は元々エンジンカバーが付いていない。
駆動部のアップ。
ホンダスポーツもビックリのチェーンドライブ。
といってもこれが当時の一般的なスタイル。変速機は自動車と同じ手動変速の機械式が標準で有ったが、後にトルクコンバータを搭載したものも登場した。

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