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| 集材機 山上で伐採された樹木を山裾まで降ろすには、架線を張って樹木をつり下げる方法がよく見られる。ちょうどロープウェイを連想して頂ければ良い、ロープウェイのゴンドラに当たる部位に滑車を吊り下げ、荷物を上げ下ろしする。その動力源となるのが集材機で、ワイヤーの巻き・戻しの為のエンジンと、滑車のスピードを調整するブレーキが装備されている。 私が見たものは作業機械メーカーの工業製品ばかりだが、以前は中古自動車のメカをそのまま流用した手製の物も存在したらしい。外見こそいかにも産業機械然としているが、運転席を見れば、座席や計器類は自動車の物で、クラッチや変速機、シフトレバーも4速のシフトパターンが刻まれた自動車の物がそのまま流用されているのが面白い。 上の写真左の集材機は、いすゞDA220ディーゼルエンジンを搭載。クラッチやミッションはトラックの物の流用だろうか。 写真右の集材機は日野のディーゼルエンジンを搭載、左のものとは異なりワイヤーホイールと直角にエンジンを配している。動力はベルトとギアを配して伝えているが、欠損している部位が有るらしく、どういう仕組みになっているのかいま一つ分からない。 エンジンカバーには日野のマークが入っているが、ワイヤーホイール部とエンジン部は塗装が異なるなどしており、別の用途で使われていたエンジンを、カバーごと移植した様にも見える。いつもながらの結論で恐縮だが、今回も詳しい真相はよく分からない。 | |
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| 現役の集材機 高度成長期には相当威勢の良かった林業も、最近は安い外材におされ経営が苦しい所が多い。 私の身近でも鉄索を張ってまで、大規模な伐採をする様子はあまり見かけない。また最近は林道の整備が進んだ事も有り、伐採した樹木をキャタピラー付きの運搬車で林道まで引っぱり出すというケースも多いと聞く。 写真の集材機は岩手富士産業製のもので、上に紹介したものより一回り小さい。エンジンはケーシングされているので見えないが、以前見かけた同型のものは三菱のディーゼルが載っていた。(2000.10.23) |