ダイハツデルタ

トヨタよりOEM供給されたトヨタダイナのダイハツ版、ダイナベースのデルタは積載量によってデルタ1500、デルタ2000と区別されており、いずれのモデルも豊富なエンジンとボディバリェーションが用意されていた。

今なお現役のデルタ2000、パッと見程度はなかなか良かったみたいで、これからも活躍が期待できそう。
しかしデルタはもちろん、同型のダイナも随分長いこと見ていないなぁ・・。

保護色をまとい、草むらに潜むデルタ2000。
かなり程度は悪く、キャビン内部にまで草が生い茂るというお気の毒な状態。

フロントフェンダーに「DIESEL 3000」というステッカーが貼られている。3000ccエンジン搭載車ならデルタ3000にすればいいのにと思うが、前述の様にデルタは積載量で車名を区分しており、1600ガソリンなのにデルタ1500だったり、1200ガソリンなのにデルタ750だったりするけしからん方式がとられている。

何故けしからんかと云うと、私は当初排気量で名前が付いている物と思っていたからで、デルタに一杯食わされたと未だに恨んでいるからである。

自動車修理工場の片隅に押し込められているデルタ、随分前からその存在は知っていたのだが、
お恥ずかしい話、長年トヨタダイナだと思いこんでいた。
いざ写真を撮って現像するまでデルタで有る事に気づかなかったというなんともお粗末な話し。

デルタ1500の低床車と思われるこのクルマ、前述の通り長いこと存在は知っていながら撮影はしていなかったのだが、今年の夏撮影をしてから程なく姿を消してしまった。工場の片隅で物置の様に使われていたのだが、大掃除をした際に処分されてしまったらしい。
タッチの差で撮影のチャンスを得られたわけだが、頻繁にこの前の道路を通り、目にする機会が多かっただけに、今になると情の様な物を感じずには居られない。

姿を消してから惜しんだり、懐かしんだり・・。大抵こんなもんなんですねぇ・・。

おまけ

デルタ2000 3転ダンプカー

追記
青い表MOVEさんから詳細な情報を頂きました、それによるとこのデルタ、搭載エンジンは昭和47年までの前期型はダイハツ製のエンジンを搭載。(デルタ1500 FA型G、デルタ2000 FB型G・DG型D)
中期以降はトヨタ製のエンジンを搭載していたそうです。(デルタ1500 12R型G、デルタ2000 5R型G)
3000ccディーゼルは通期でトヨタ製のB型を搭載していたそうです。

青い表MOVEさん情報ありがとうございました。
(2000.9.1)

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