
スズキキャリィ
![]() |
みなさんご存じ、イタリーヤの巨匠ジウジアーロがデザインした軽ライトバン。 登場は昭和44年、大きく傾斜したバックドアー、縦型のドアーハンドルなど斬新な処理が目を引く。フロントマスクのデザインは、後のフロンテクーペとも相通じる物が有るように思うのだが如何な物か。 このデザイン、最大の特徴はなんと言っても大きく傾斜させたリアエンド。 はっきり言ってこのデザインにゴー・サインを出したスズキ首脳陣の決断は特筆すべきものだと思う。乗用車ならいざ知らず、ミリ単位で荷室の広さを競う商用車にとって、バックドアーをこれだけ寝かせる事は自殺行為なのだから・・・。 果たしてこのキャリィは、「荷物が積めない」と云う営業からの突き上げを受け、リアエンドを垂直に直したモデルへと早々にモデルチェンジしてしまった。 |
![]() | |
|
| |
![]() |
ダイハツアトレーと L40キャリィ登場から30年・・、ジウジアーロ大先生が再び軽ライトバンを手がけた、それが奇しくもスズキキャリィの最大のライバル、ダイハツハイゼット。 最新規格の軽と比べると、360キャリィのサイズはいかにも小さく、かわいらしく見える。 30年という時をおいて登場した両車、デザインに共通性といったものは全く感じ取れない。しかし商用車にも関わらず積載性をさしおき、デザインをとったコンセプトは共通。 キャリィにとって不幸だったのは登場が早すぎたという所か、時代を先取りしすぎた者はいつも不遇をかこってしまうんですなぁ。 どうせならハイゼットもリアエンドを寝かせ、キャリィと同じ台形フォルムにすれば尚のこと面白いと思うのだが、さすがの大先生も「ニッポンの商用車に、ありゃやりすぎだったわいな」などと反省したのかもしんない。 もちろんそのデザインを実行していたら全然売れないと思うけど。(2000.9.1) |
![]() | |