姫路モノレール一般見学会
平成21年(2009年)11月15日
こんな日が来るとは思わなかった。

姫路モノレールは赤字続きで廃止、廃止後も残存施設の扱いに莫大な費用がかかっていることもあり、姫路市にとっては触れてもらいたくない過去という感じで、まさしく負の遺産、お荷物扱いといったところであった。
事実、姫路市立図書館で閲覧した「姫路市交通局史」でも一行も触れられておらず、黒歴史といったところだったのだろう。
手柄山駅に残っていた車両についても、一般公開はされず、見学を申請してもまず許可されないなどという噂もあった。

今回一般公開が実現したのは、水族館再整備による手柄山駅駅舎再整備(車両撤去)が最大のキッカケだったのだが、現市長「石見利勝」氏が、モノレール建設を強力に推進した名物市長「石見元秀」氏の子息であること。また、近代化遺産が見直され、注目を集めはじめている傾向も追い風になったのだと思う。

第一章でも書いたとおり、私もかなり前から楽しみにしていたイベントなのであるが、が、が、が!
なんと無情なことに、当日私は出張で九州へ行くことに・・・。
いかにジタンダふもうが、泣きわめこうが、手足をバタバタして抗議しようが、どうにも覆しがたい「上官の命令」。
俺様マジ涙目・・。

仕方なく、ふてくされながら仕事に出かけたのだが、どうにも気になるので父に写真だけでも撮ってきてと頼むことにした。
当日、父も用事が出来たとかで行くことができず、結局弟が何枚か写真を撮ってきてくれた。
また、古い友人であるH君からも写真を貰ったので、ここではその写真をご紹介したい。

勘違いしていたのだが、当日見学できたのは駅コンコースで行われた資料展示と、外に搬出されていた車両一両のみで、ホームや、もう一両屋内に居た車両は非公開だった模様。
外に出ていた車両は、遠目ながら既に見ていたので、ちょびっと残念さも軽減されたかな。

展示されていたのは両運転台の202号車。
私が遠目から写真を撮っていたのと同じ車両である。

その際は、左側の検修庫側に引き出された状態であったのだが、この日には右側、乗客ホーム側へと移動されていた。

この車両の奥側、当時の乗客ホームには、201号車が既に移動されており、この202号車も展示終了後にホーム位置まで押し込められ、改めて一般公開がされる。

今後の改築で、検修庫は水族館の展示室となる。

スマートなサイドライン、側面窓の面積が非常に大きい。
ガラスが大きい分、窓と窓の間の立てサンがとても細くなっているのが目立つ。

航空機の技術で作られたということもあり、ボディにはリベットの頭が無数に並ぶ。
これはいささか物々しくて、スマートさに欠けるような気もする。

側面中央は姫路市の市章。

仮設軌道と、車両を移動させるための油圧ジャッキ。

先日見た際取り外し作業をしていた貫通路のホロは、この日も取り外されたままになっていた。

写真については、ネット上にも多数アップされているが、見学できるエリアが限られていたこともあり、似たような写真になってしまうことは仕方がない。

正面から。

今回の見学会には一万二千もの人出があったとかで、非常に盛況だった模様。
鉄道マニアばかりではなく、そうではない人の来訪も多かったようで、「幻のモノレール」に対する関心の高さがうかがえる。
姫路市も当時の写真を使ったパンフレットを配布したり、限定キーホルダーや、当時のスタンプを復刻したりと、なかなかまんざらでもなかった様子。

次回展示は平成23年(2011年)春、駅ホームで恒久展示されることが決まっている。

私の紹介記事は以上。

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