姫路モノレール勝手にプレ見学会

昭和47年生まれの私は、現役当時のモノレールに乗車する機会はなく、車両も見た記憶がないが、手柄山にはよく遊びに行っていたこともあり、姫路モノレールは子供の時から気になる存在であった。
車両が(手柄山駅に)入ったままになっていると聞き、閉鎖された入口から中を一生懸命のぞき込んだこともあったが、その程度で中が見えるはずもなく、かろうじて入口のフロアに、切符のようなものが散乱している様子が見えたことのみ覚えている。
車両の出入口は板で封鎖された後の姿しか記憶になく、後は「モノレールのりば」という、駅壁面の大文字がかろうじて記憶にあるかなという程度。

今回の一般公開は、念願の・・といえば大げさではあるが、まあかなり楽しみにしていた行事であった。
さらに、一般公開に先立ち報道陣に公開というニュースで、実車の画像が放送されてからは居てもたってもいられず・・、といえば全くもって実に大げさであるが、まあ見に行ってみようかと現地に行ってきた。

この日は土曜日で駅整備作業は実施されておらず、造園業者と思しき作業員の姿が、数名見えた程度。

ニュース報道では、駅構内から露天の場所まで仮設レールで車両が引き出されていたのだが、この日は姿が見えずガッカリ。

現場はバリケードがあって近づくことも出来ず、無駄足かと思いながら近づくと・・。

車庫の出入り口はちゃんと開いており、車両の姿が見えた!

どうやら作業をするときだけ屋外に引っ張りだしている模様。

30年越しのゴタイメーン。

いままで写真でしか見たことが無かった車両を、実際にこの目で見ることが出来た。
ウム、余は満足ぢゃ。

製造は川崎航空機(現・川崎重工)、航空機技術を活かした軽量車体。
40年以上前の車両であるが、古めかしいデザインという感じはしない。外観を見る限り、本格的な鉄道車両という感じで、なかなか立派な車体である。

向かって右側のレールにも車両が停まっていたが、かなり奥側に入っており、外からではライトの反射がかろうじて見えた程度、全景は確認できなかった。

暇にあかせて、日を改めて平日に訪問。
やった、やった、車両が外に出ている。
小躍りしながら近づく。

平日、ま昼間に何してるんだというツッコミは勘弁な。
丁度小学生が遠足で公園に来ており、引率の先生の警戒する目線が痛かった。

車両全景を望む。
すっきりとしたスマートなデザイン、なかなかカッコいいね。

営業当時の車両は4両(101号、102号、201号、202号)、それに保線用のモーターカーが1両。
廃止後は全て手柄山駅に保管されていたが、今回保存されるのは車両2両。この車両は202号車。

左下では、作業員が作業中。

車両前部のバリケードに位置替え。
作業員が運んでいるのは、脚部(下部安定輪)のカバー。
FRP製なので軽い。

カバーを外され、あらわになった御々足。
なんかかなり貧弱ですな。
メインの過重や、駆動力は車両の真下にあるレールに伝わるので、ここにかかる荷重は少ないのかもしれない。

後で知ったのだが、この時点で営業車両2台と、モーターカーは解体済み。
もっと早く来るべきだった・・。

車両上部からの写真。
しばらく公園を散策してきて戻ってくると、貫通扉のホロが取り外されていた。
屋根上は特別なものも無く、すっきりとした印象。
どちらかというとバスに近い?

高架を走る車両とあって、窓は僅かにスライドして開くだけの半固定式。暖房は装備されていたようだが、冷房は未装備。運行時間が全線でも5分ということで、問題視されなかったのだろうが、夏場で高架の上で立ち往生したらと考えるとぞっとする。

作業現場の北西から。モノレールの左手側が、営業当時の手柄山駅。
駅は地下式で車庫も兼ねており、乗客ホームとは別にもう一線が平行に敷かれていた。
このための、引上げ線と転線ポイントがあり、これは駅を突き抜けた屋外に設置されていた。
この写真で、丁度車両が停まっているあたりである。

比較的後年までこのポイントが残っていたようだが、残念ながら様子は覚えていない。
現在「サンクンガーデン」という緑化公園が広がっているが、以前はローラースケート場があった。

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